いつ世界大戦が起きてもおかしくない
もういつおきてもおかしくない状況に入っています。
その理由の一つが人民解放軍の演習の激化です。
「 台湾国防部(国防省)は7日、戦闘機12機を含む中国の航空機15機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。このうち対潜哨戒機1機が台湾とフィリピンの間に位置するバシー海峡上空を南方に向けて飛行。台湾空軍は軍機を派遣し、中国に対し警告した。
中国が台湾周辺で軍事活動を活発化させる中、米海軍はミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が7日に「恒例」の台湾海峡通過を行ったと表明。中国は同駆逐艦の動きを追跡しているとし、米国は「台湾海峡の平和と安定を危険にさらしている」として避難した。
中台の緊張が高まる中、台湾のジョセフ・ウー外交部長(外相)はこの日、中国による台湾侵攻の危機が高まっていると米国はみていると述べ、そうした事態になれば台湾は最後まで戦うと強調した。
米国務省のプライス報道官はこの日の定例記者会見で、台湾周辺における中国の軍事行動に懸念を示し、米国の台湾に対するコミットメントは揺るぎないと述べた。」
中国戦闘機、台湾の防空識別圏に侵入 米ミサイル駆逐艦が海峡通過 | ロイター
中国も米国もいつ起きても良いというニュアンスを感じます。
実際アメリカも極秘の演習を準備しています。
「 中国やロシアによる軍事的脅威が高まるなか米国が今年夏、高度な機密扱いの軍事演習を計画していることが28日までにわかった。
複数の米国防総省当局者がCNNに明らかにした。中ロ両国による侵略的な行為や想定外の行動の発生を想定し、米政府や米軍の対処のあり方を探る演習になるとみられる。
演習の具体的な内容は不明だが、世界各地に駐在する数百人規模の米軍人もコンピューター上で加わるとみられる。
この軍事演習は、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長が最優先で取り組むべき課題と位置づけられ、演習の責任者ともなっている。演習が実施されれば、オースティン国防長官も説明を受けるとした。
演習では世界の多くの場所で危機が勃発した事態を仮定。演習参加者は絶えず変わるシナリオに対応すると共に空母や爆撃機などの軍事力の動員に関する判断を迫られることになる。
演習で扱われるシナリオは、大規模なサイバー攻撃、バルト海諸国へのロシアの進出、ロシアによる北極圏のさらなる軍事化、南シナ海における中国の軍事力強化や台湾侵攻などが含まれる可能性がある。
軍事演習で得た結果や教訓は、米軍の作戦立案や遂行の面での欠点の暴露につながるため厳重な守秘扱いとなる。国防総省の前当局者によると、最近実施されたロシアや中国のような主要な敵対勢力を対象にした軍事演習では「米国と同盟国が組織するチームが負け続けた」という。」
CNN.co.jp : 米、機密扱いの軍事演習を計画 中ロの脅威増大にらみ
アメリカ側としては、「今攻撃されたら負けそう」と主張しているわけで、中国側が「今なら勝てそう」と踏めば、自動的に戦争が勃発することになります。この記事にもあるように、バルト三国、南シナ海での軍事的衝突が起きれば、自動的に世界大戦になります。あとはどこの駒をどう動かせば良いのかが問題に成ると言えます。しかし、少し理解出来ないのが、「米国と同盟国が組織するチームが負け続けた」という点です。案外中国の暴発を招くためのプロパガンダなのではと勘ぐりたくなります。まあ、わかりませんけどね。演習通りにボロ負けする可能性もあるわけで、それだけはやってみなければわからないと言うところでしょうね。