FirstHedge 明日の投資情報

投資を搦め手で分析します。

人が嫌がることをこつこつと

 

原子・原子核・原子力――わたしが講義で伝えたかったこと

原子・原子核・原子力――わたしが講義で伝えたかったこと

  • 作者:山本 義隆
  • 発売日: 2015/03/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 山本先生の本があったのですね。今回は中国の話ですが。

 「 中国外務省の趙立堅副報道局長は9日の記者会見で、日本政府が原発処理水の海洋放出を正式決定する見通しとなったことを受け、「日本政府は主体的かつ適時に厳格、正確、オープン、透明な形で情報公開し、周辺国と十分協議した上で慎重に決定すべきだ」と述べ、中国を含む周辺国との事前協議を要求した。
 さらに趙氏は「放射性物質の漏えいは既に、海洋環境や食品安全、人類の健康に多大で長期的な影響をもたらしている」と指摘。日本政府に対し「国民や周辺国、国際社会への責任ある態度」で処分方法の影響を評価するよう求めた。

中国、周辺国との協議要求 「日本政府は慎重に決定すべきだ」―原発処理水:時事ドットコム

 そこまで大きなことを言うのであれば、中国の原発で発生している処理水はどうしているのでしょうか。それを明らかにしない限り、言いがかりにしか成らないでしょう。どう考えれば、福島の排水が中国まで届くというのでしょうか。福島沖にまで中国漁船が来ているのなら話はわかりますが。しかし、見習うべきは「敵に対して相手が嫌がることをこつこつと重ねていく」という事でしょう。残念ながら日本には核兵器がないので同じことはできないのですが。それでもこうした勤勉さを見習うべきでしょう。