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崩れ始めたトランプ政権

政権崩壊  民主党政権とはなんだったのか

どうするのでしょうか。アメリカにおける治安の悪化はついにトランプ政権を崩壊させつつあります。

 まず、エスパー国防長官との意見の相違が表面化しています。

国防総省エスパー長官は3日、全米で続く大規模デモ鎮圧のために軍を動員することは支持しないと表明した。黒人男性ジョージ・フロイドさんの死をきっかけとするデモは全米で激化しているが、軍の動員は最後の手段とすべきとの認識を示したもので、この発言をめぐってエスパー長官が一層不安定な立場に立たされる可能性もある。」

CNN.co.jp : エスパー米国防長官、軍の動員支持せず トランプ大統領と一線

これはエスパー長官の判断の方が正しいと思います。抗議者に対して米軍が発砲すれば、これは天安門事件です。アメリカで天安門事件ですよ。トランプが強引の軍を動員すれば、そうなることはだれの目にも明らかです。それこそ中国の思うつぼ。

そして宗教界からも反発が生じています。

「 白人警官による黒人男性暴行死をきっかけに全米へ広がった抗議デモをめぐり、トランプ大統領が平和的なデモを排除してホワイトハウス付近の教会を訪れたパフォーマンスについて、宗教界から2日、批判が相次いだ。市民を抑圧して宗教を政治利用する行為が「聖書の教えに反する」という理由からだ。
 トランプ氏は1日夕、ホワイトハウスを徒歩で出ると広場を挟んだセント・ジョーンズ教会へ向かい、聖書を片手に教会前で報道陣にポーズを取った。「治安回復」をアピールする狙いからで、その直前、広場にいた平和的なデモ参加者は、夜間外出禁止令の発動前にもかかわらず催涙弾で強制排除されていた。
 ワシントン教区を束ねるマリアン・ブッディー司教は、「傷ついた悲嘆の国に対する大統領の扇動的行動を決して支持しない。私たちは平和的な抗議という神聖な行いを通じ、犠牲者に正義を求める人々の側に立つ」と非難した。
 イエズス会のジェームズ・マーティン牧師も、国民に対して軍を出すと脅しながら聖書を振りかざす行為が「イエスの教えに反する」と批判。「聖書は小道具ではない。宗教は政治的手段ではなく、神はおもちゃではない」と断じた。
 トランプ氏は4年前の大統領選の際に「私ほど聖書を読む人はいない」と信仰心のあつさを訴えたことがある。だが、好きな聖書の一節を問われると「個人的な話なので言いたくない」とはぐらかし、信仰心の強さには疑問が呈されている。
 一方、トランプ氏の有力支持基盤のキリスト教福音派は擁護に回った。フランクリン・グラハム牧師は「大統領はいつでも教会に行く権利がある。彼がそこへ行き、聖書を掲げてくれたことをうれしく思う」とコメントした。」

トランプ氏は「聖書に反する」 宗教界から批判相次ぐ―米抗議デモ:時事ドットコム

さすがにコアな層はトランプ支持のようですが、これでアメリカの分断は一層深いものになりました。これではバイデン大統領なのでしょうか。大統領選はあれそうですね。