FirstHedge 明日の投資情報

投資を搦め手で分析します。

中国の景気減速

 

 中国の景気後退と台湾海峡紛争のうちどちらが先に起きるのかに興味があります。

 「 中国経済は1-3月(第1四半期)に記録的な急成長を遂げたが、新型コロナウイルス禍からのV時回復はそこで終わり、現在は潜在成長率の水準に戻りつつあると米銀ゴールドマン・サックス・グループはみている。
  中国経済は「転換点を過ぎたようだ」とホイ・シャン氏ら同行のエコノミスト20日のリポートで指摘。「政策の焦点もコロナ禍で下振れした経済の回復支援から、長期的な安定性と成長の問題への対応にシフトした」との分析も示した。
  ゴールドマンのエコノミストはロックダウン(都市封鎖)があった昨年のGDP急減に伴うゆがみを回避するため、2019年と比較。輸出と不動産販売は明らかに好調だが、住宅着工と製造業投資は低迷していると説明した。こうしたパフォーマンスの格差は今後ある程度、収束するかもしれないがペースは鈍いとしている。
  今年3月の小売売上高改善にもかかわらず、1-3月期の家計貯蓄率は「執拗に高水準」で、短期的に家計消費が急増する強い兆しはないとも指摘。「かなりのたるみが残っており、家計消費は遅れを取り戻すだろうが、不確実性の大きさと集団免疫獲得への長い道のりを考えると、ペースは恐らく抑制されるだろう」とコメントした。」

中国経済のV字回復、「転換点」過ぎたもよう-ゴールドマン - Bloomberg

 結局中国も相当の財政出動は行ったものの、もうそれも効果切れということでしょう。これから大規模な不良債権がどうなるのか見ものです。