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二人で行こう、あの世まで。

ふたりエッチ 76 (ヤングアニマルコミックス)

 ふたりでいっちゃってください(笑)。

  ここで二人というのは、プーチン習近平、ロシアと中国です。このところのプーチンの動向を見ても、いよいよ中国との関係を強化してアメリカと対抗するという決意を固めたように見えます。

「 ロシアのプーチン大統領は、金曜日の中国の一帯一路インフラ計画を賞賛し、両国間の良好な関係を強調した。
 金曜日の北京でのフォーラムに対するプーチンのコメントは、中国とロシアの間の緊張の可能性を軽視しているように見えた。それらはまた、米国の世界的影響に対する北京とモスクワの共通の抵抗を反映している。
 一帯一路は、中央アジアにおける中国の経済影響圏を急速に拡大している。しかし、中央アジアは、モスクワの伝統的な影響範囲であった。
 しかしプーチン大統領は、木曜日に発表された70年にわたる外交関係についてのインタビューで、ロシアと中国の関係を称賛した。
 プーチン大統領は、「われわれの国が史上最高の関係を築いてこの記念日に近づいたと言っても過言ではないだろう」と述べた。 「これは過去30年間にわたる細心の注意と成功した作業の成果である。」
 さらに信頼が高まる兆候の中で、両国の海軍は来週数日間の合同訓練を開始することになる。
 中国の台頭する勢力に対するロシアの警戒感は、西側、特にワシントンとの対立の共有のおかげもあって、幾分落ち着いたように思われる。
 プーチン首相は、一帯一路は「ユーラシア州の創造的協力を強化することを目的としている」と述べ、会議に集まった三十名を超える指導者たちに語った。
「そしてこの計画は私たちの計画に完全に適合している」とプーチンは付け加えた。
 プーチン大統領は、商品、サービス、資本および労働の自由な移動に対する障壁を取り除くことを目指している共通市場において、ロシアをアルメニアベラルーシカザフスタンおよびキルギスタンとグループ化するユーラシア経済連合に言及していた。
 5つの加盟国は「ユーラシア経済共同体の建設を結ぶという考えを満場一致で支持した」とプーチン首相は述べた。
 プーチン大統領は会議の際に習近平と会談した。ロシアの極東の港町ウラジオストクで、北朝鮮の指導者キム・ジョンウンとの首脳会談を終えた直後、彼は北京を訪問した。
 木曜日に発表された中国共産党の機関紙である人民日報とのインタビューで、プーチン大統領は北京との「戦略的パートナーシップ」を賞賛した。
 プーチン大統領は、長年にわたる国境を越えた意見の不一致の解消、観光業および貿易の増加における進捗状況を振り返った。貿易の増大は昨年記録的な1,000億ドルに達した。彼はまた、一部の西側諸国が「唯一の世界的リーダーシップ」を主張していると主張した。
 月曜日から土曜日に行われている「Joint Sea 2019」の訓練では、固定翼航空機、ヘリコプター、および海上ユニットとともに、船と潜水艦が展示される予定だ。
 演習は、昨年9月に行われたロシア最大の戦争ゲーム、シベリアでの約3,200人の中国軍への参加に続く。そこでは、NATOとの緊張が高まる中、30万人近くのロシア軍が訓練を行なった。」

On the eve of naval maneuvers, Putin nuzzles closer to China

 このプロセスを見る限りでは、アメリカとの関係改善はあきらめ、中国のサイドにつくことをプーチンが決心したと判断せざるを得ません。

 ですから、来るべき米中衝突の際には、ロシアは(どちらかといえば)中国に味方すると考えておけば良いでしょう。とはいえ、「どちらかといえば」というのが曲者で、おそらくは勝敗が決定する直前まで具体的な対応はとらないことでしょう。そして、勝ち馬に乗るのが最終的な目的と考えられます。

 仮に中国が敗北すれば、中国の東北地方、それに朝鮮半島がロシアの勢力圏に入る可能性があります。

 逆に、アメリカが敗北すれば、台湾をはじめ、沖縄や九州が中国の占領下に入り、北海道はロシアに領有されるでしょう。

 それがわかっているから、プーチン大統領は平和条約を日本に持ち掛けているのですが、米中紛争は日米が勝利を収める可能性が高いので、日ソ平和条約はしばらくたなざらしにしておいてもよいと思います。