安倍首相の後継は？ - FirstHedge　明日の投資情報

安倍首相の辞任が発表されました。

　ショックを受けたのはトランプ大統領のようです。

「両氏は日米首脳としてかつてない強固な絆を築き、北朝鮮の非核化問題でも密接に連携。トランプ氏は安倍首相が悲願とする日本人拉致問題の解決に深い関心を寄せ、拉致家族と面会した。

　トランプ氏が事前に辞意を伝えられていたかは定かでない。ただ、突然の辞任表明は同氏にとり、先進７カ国（Ｇ７）など首脳外交の場で最大の味方の一人がいなくなることに加え、中国との「大国間競争」を勝ち抜くため緊密に連携してきた有力なパートナーを失うことを意味する。」

　ここまではわかるのですが、中国にもショックは大きかったようです。

「安倍総理大臣が、総理大臣を辞任する意向を表明したことについて、中国外務省の趙立堅報道官は28日の記者会見で、「関連する報道について注視しているが、日本の国内問題であり、論評しない。両国は互いに隣り合っていて両国関係が引き続き改善・発展に向けて進むことを望んでいる」と述べました。」

　安倍首相は、我々が考える以上に中国に対して融和的であったために中国からの高い評価が見られるのでしょう。

　後継はいろいろ名前があがっていますが、

１．対米関係を維持出来るか

２．皇室を維持出来るか

という二つの条件を満たす必要があります。その意味で河野太郎氏は脱落してしまいました。麻生は殻は候補は出ないようなので、天皇発言はオウンゴールでした。小泉環境大臣は残念ながら１番の条件しかクリアしていません。

　もう一つ付け加えるとすれば、

３．政治家としての生き様を物語るような生き様

　安倍首相の場合は、北朝鮮拉致被害者の救出に向けた努力が挙げられます。そうした政治化のパッションを感じさせるようなエピソードがない政治家がほとんどなのです。岸田元外務大臣は、この点が全く感じられません。

　途考えると現在の自民党は人材が払底しているとしか言えません。敢えて言えば、経済への理解力もあるのですが、現在の自民党は財務省の影響力が強すぎるので残念なところです。