J20対ラファール 印中空中戦の勝者は?
さすがにアイマスバージョンのJ20はないのですね。
「中印国境をめぐる対立が4カ月目に入る中、中国軍のステルス戦闘機2機が、インドとの国境近くの空軍基地に配備されたことがわかった。
中国人民解放軍空軍に所属する2機の「J-20」ステルス戦闘機が駐機しているのが、新疆ウイグル自治区のホータン空軍基地を撮影した商業衛星画像で確認された。中国の複数のソーシャルメディアユーザーが画像をシェアしたことから明らかになったものだ。
このステルス戦闘機の到着は、中国とインドが領有権を争うヒマラヤ山脈地帯のラダック地域をめぐる緊張が高まる中での、最新の動きだ。ラダックはインドが実効支配する地域で、1962年の中印国境紛争後に外交交渉によって設定された非公式の停戦ラインである実効支配線(LAC)に接している。この境界線はラダックを、中国が支配するチベット自治区と分けるもので、現在進行中の中印国境をめぐる対立の一部だ。
中国軍とインド軍は6月15日、ラダックのガルワン渓谷で衝突。インド軍の兵士が20名死亡、中国側にも複数の人的被害が出た。LACで緊張が高まるのは初めてではないが、今回の衝突は、1967年以降では初めて、中印国境紛争で兵士に死者が出た特筆すべき事例だ。
紛争対象のこの地域は、ヒマラヤ山脈地帯にある標高4200メートルほどの高地で、ほとんど人は住んでいない。中印両軍の兵士は、この地域では銃の携帯を禁じられているため、武力衝突は至近距離での接近戦となったと、ニューヨーク・タイムズは報じた。
今回ステルス戦闘機が到着したホータンは、ラダックから320キロメートルほどしか離れていない。今回の動きから見ると中国空軍は、この地域の制空権を中印どちらが握るかをめぐる、地上戦とは別の戦いに向けて準備を進めている可能性がある。
7月末には、インド空軍が新たに導入したフランス製の戦闘機ラファールのうち5機が、ラダックから885キロほどの距離にあるアンバーラー空軍基地に送り込まれた。元インド空軍大将のB・S・ダノアは、ラファールの実力を大いに称賛し、中国のJ-20ステルス戦闘機ではとてもかなわないはずだと豪語した。ヒンドゥスタン・タイムズにも「ラファールは形勢を一変させる切り札だ」と述べている。
こうしたインド側の主張に対し、中国の軍事専門家は同国の国営メディア、環球時報英語版の記事で、J-20は「ラファールよりもはるかに優れている」と反論した。」
中国ステルス機2機が中印国境に到着、空中戦準備の可能性も | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
まあ、2機とか5機とかですから、本格的な空中戦がこれから行われるというよりは、見せびらかしのために配備されたと言う側面が強いとは思いますが、地上線の次は空中戦でしょう。制空権がなくなった方が理上軍によって侵略されることになります。
重要なのは、J20のステルス性能がどの程度のものかということです。これにかんしては、「アメリカのF-22やF-35と違って、J-20は全方向に対するステルス性能を持っていない。インドが配備しているロシア製のスホイ30MKIは、J-20を捕捉でき、すでにJ-20の飛行を確認していると伝えた。」「インドのニュースサイトZee Newsによると、 インド空軍の司令官は「スホイ30のレーダーは高性能で、遠距離からJ-20を捕捉できる」と語った。」
中国がステルス機J-20を配備、「遠距離から捕捉できる」とインド空軍司令官 | Business Insider Japan
と言う指摘があるのも事実です。まあ、実際に戦ってみるまでわからないというのが正確な答えでしょう。個人的にはステルス性能以外ではラファールの方が優秀そうなので、中国が負けるのではないかと思っていますが。