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中国、ヒマラヤから撤退か

 

ヒマラヤ ~地上8,000メートルの絆~(字幕版)

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  • 発売日: 2017/01/06
  • メディア: Prime Video
 

富士山よりも高い高度の地帯で中院の軍が対決していたのですが、中国側が退くことにより、一旦幕引きになりそうです。

 「 インドと中国は、領有権を争うヒマラヤ地方の国境地帯から、双方の軍部隊を撤退させる。昨年6月の衝突で多数の死傷者が出て以来、関係が悪化していた核保有国の両国が、緊張緩和に向けて動いたとみられる。
 インドのラージナート・シン国防相は11日の議会で、昨年9月から軍と外交のチャンネルを使い、中国と連絡を取り合ってきたと説明。
 両国軍の司令官らによる会合を9回重ね、「パンゴン湖の北岸と南岸から部隊を撤退させることで合意に達した」と述べた。
 一方、中国は国防省の呉謙報道官が10日、パンゴン湖からの「同時期の組織的な撤退」が始まったと発表。中国とインドの軍司令官レベルの協議で形成された合意に沿ったものだと説明した。」

https://www.bbc.com/japanese/56036068

 ここで一番の疑問なのは、なぜ中国が撤退に合意したのかということです。現地のインド軍基地にはフランスから購入したラファールがあり、中国側がラファールと中国側のJ20とでは対応できないと考えたという可能性があります。あとは現場の兵士が戦闘できない状況にあるか、のいずれかでしょう。ようやく最近になって昨年6月の中国側の被害者の人数が洩れるようになってきました。インド側が20名程度であったのに対し中国側は45名だったというのです。このまま紛争を続ければ、中国の敗北はだれの目にも明白になるので、それが撤退を決定した要因かと思われます。