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金正恩は、やはりもう死んでいる

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https://www.youtube.com/watch?v=xH_UH7DZrpQ

 世間的には(とくに韓国政府では)金正恩は生きていることになっていますが、ここに来て影武者とおぼしき映像が次々リークされています。つまり、表向きは生きていることになっているが、生きていることにするという方針が固まったためでしょう。

 つまり政策的には北朝鮮は何も決められないという事を意味します。したがって、北朝鮮内部の指導部の動向を注目する必要があります。妹のヨジョンが権力を果たして掌握出来るのか、あるいは叔父の金平日が権力を奪取するのか、あるいは協同で政権を運営するのか、いずれかでしょう。その上で注目されるのが最近金敬姫の存在が確認されていることです。金敬姫は、張成沢の妻ですが、張成沢は既に処刑されています。ここで処刑された人間の妻が公式の場で確認されたという事は、張成沢がらみということでしょう。張成沢は実質的に北朝鮮と中国とのパイプ役を果たしていました。つまり、これは北朝鮮の側から中国へのサインと見なすことが出来ます。主をなくした北朝鮮は中国との関係を修復することで、この難局を乗り切ろうとしているのでしょう。

「 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は9日、北朝鮮金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長に書簡を送り、新型コロナウイルスへの対応策の強化への支援を申し出た。中国国営の新華社通信が伝えた。
 新華社によると、習主席は書簡の中で北朝鮮による新型コロナの感染阻止や制御、北朝鮮の人民の健康について心配していると表明
 伝染病対策における北朝鮮との協力を強化したいとし、北朝鮮側の必要に応じて力の及ぶ限り支援したいと強調。中朝間、さらに国際社会との共同の努力により新型コロナとの闘いでの最終的勝利が得られると信じると説明したという。」

CNN.co.jp : 習主席、金委員長に書簡 新型コロナ対策で北朝鮮支援へ

ですから、この報道も、援助の内容は新型コロナだけではないと言えるでしょう。さらに、米朝関係が今後の肝になるでしょう。