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再起動を始めつつあるヨーロッパ

残念な死に方事典

今回のコロナウィルス騒動で何が残念化といえば、日本の状態はヨーロッパに比べれば悪くないのになぜか欧米を見習って事実上の都市封鎖を行ったことです。

 「 新型コロナウイルスで甚大な被害を受けた南欧諸国が、規制の緩和に動き出す。イタリアは5月4日から州内での人の移動や、製造業の再開を認める。感染ペースが鈍化するなか、これ以上の経済への打撃を回避する狙いがある。ただ、感染の「第2波」が来るリスクは残ったままで、綱渡りの状況が続く。
 「私たちは皆、国が再始動することを望んでいる」。イタリアのコンテ首相は26日の記者会見でこう強調し、段階的に規制を緩和する計画を発表した。6月からはレストランや理髪店の営業再開を認める。欧州での規制緩和は、ドイツやオーストリアなどに続く、第2陣となる。
 外出制限や工場の稼働停止の措置は、経済に深い爪痕を残した。感染が集中する北部地域は伊経済の「心臓部」とも呼ばれ、自動車や機械の工場が集中する。伊政府は24日、2020年の経済成長率はマイナス8.0%と、戦後最悪の落ち込みになるとの予測を示した。過大な負担を解消しないと、経済がもたなくなるとの懸念が強まっていた
 スペインも、5月2日から運動や散歩のための外出を許可する。26日は過去24時間に新型コロナで288人が死亡したと発表したが、最悪だった2日発表分の950人から大幅に減った。13日には建設業など「必須でない」と定義した産業の再開も認めた
 スペイン経済はコロナ発生前の段階で失業率が13%と欧州連合EU)でギリシャに次いで悪く、盤石からほど遠い。今回の規制がさらに追い打ちをかけている。
 スペインとイタリアの累計の感染者数はそれぞれ22万6千人、19万7千人と、世界最多の米国に次いで多い。他の欧州各国に比べ早い段階で流行し、初動対応の遅れなどが響いた。最悪期を脱した両国が、規制の解除に動き出したことは大きな転換点を意味する。
 フランスのフィリップ首相も28日、3月中旬に始めた外出制限の緩和策を発表する見通しだ。レストランや映画館など人が多く集まる施設を除き、各種店舗の再開を許す可能性がある。」

イタリアなど経済活動再開へ 感染第2波なお懸念 (写真=AP) :日本経済新聞

 本当にいつまでお葬式のようなことをするのでしょうか。死亡につながるリスク要因を徹底的に調査して、志望者を減らす努力をすれば、それで十分なのではないでしょうか。本当につらいです。