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寝返ったロシア

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この写真はロシア大統領府のものですが、しわも多くなりましたね。ロシアは譲歩しないだろうと思っていたのですが、コロナのお陰でケツに火がついたようです。

 「ロシアのプーチン大統領は3日、原油の生産量削減について「われわれはパートナーと合意する用意がある。米国と協力する用意もある」と述べ、協調減産に前向きな姿勢を示した。サウジアラビア、ロシアなど石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は6日にテレビ会議で緊急会合を開く。両国は世界最大の産油国となった米国の出方を注視している。

 プーチン氏は「われわれは日量1000万バレルかその前後の減産を話し合う」と表明した上で、「原油価格は1バレル=42ドル前後の水準が心地良い」とも語った。 」

ロシア、大幅減産を容認=産油国、米の出方注視

 そりゃ手持ち無沙汰になるのですから、米国を巻き込んで減産出来るならそれに超したことはありません。しかし、原油価格を上げるだけであれば、中東で戦争を起こせば良いので、イランとの戦争が焦点として浮上する可能性は大きいでしょう。サウジもひがいをうけますが、トランプ大統領が重要問題ではないと判断すれば、その時は中東で大戦争が勃発し、日本への輸出はストップ、原油価格は急上昇することでしょう。

 ですから、一旦原油価格が下がったとしても、再び急上昇する可能性を頭に入れておかねばなりません。本音で言えば、米国のシェールオイルをぶっ潰したいのでしょうが。