スパイにとって人生最高の日
最高の日があれば、最悪の日もあることでしょう。しかし、今回の国連演説は文在寅にとって人生最高の日であったことは疑う余地がありません。
「韓国の文在寅大統領は24日、国連総会で一般討論演説を行った。「北朝鮮が本気で非核化を実践するなら、国際社会もこれに応える姿を見せるべきだ」と述べ、北朝鮮が非核化の前提条件として求める「体制の安全」を国際社会としても保証するよう求めた。
文氏は具体策として、非武装地帯を「国際平和地帯」とし、国際社会が協力して地雷除去や生態系保護などの活動を進めることで緊張緩和を進める構想を披露した。将来的に北朝鮮と共同で非武装地帯の世界遺産への登録を目指すとも語った。
非核化を巡る米朝協議は停滞が続いているが、文氏は「(米朝)両首脳がもう一歩、大きく踏み出すことを願っている」と述べ、4回目の首脳会談を通じた事態打開に期待を寄せた。
演説では「日本の植民地支配」にも言及し、1919年の「3・1独立運動」から今年で100年の節目を迎えることを紹介した。「東アジアは、侵略と植民地支配の痛みの上に相互に緊密に交流し、経済的な分業・協業を通じて世界史に例のない発展を成し遂げてきた」とも述べた。自由貿易や国際分業の重要性を訴えることで、日本政府による対韓輸出管理の厳格化を暗に批判したものと言える。」
文在寅氏「北の体制保証」求める…国連総会演説 : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン
日本に対する批判はともかく、北朝鮮の体制の擁護を国連の場で訴えるというのは、おそらくは北朝鮮労働党の秘密党員と目される文在寅にとっては人生最高の日であったと言わざるを得ません。
それにしても驚くのは、北朝鮮が韓国を侵略する可能性は全くないと考えているところでしょう。そう遠くない将来に経済が崩壊し、おそらくは米軍が既に撤退した韓国に、治安出動という名目で北朝鮮軍が韓国領内に進出すればそれを断る理由もないということになります。ここまで清々しいスパイも珍しいといえます。ただ、もう一つ確実なのは、北朝鮮による軍事占領を受けるか受けないうちに、文在寅に対する弾劾裁判も行われることでしょう。その際には、国家反逆罪で厳しく処罰されるはずです。かわいそうですがこればかりは仕方がありません。