中国政府、ハイテク技術の輸出を制限
そもそも、中国から導入すべき技術があるのでしょうか?
「中国政府がハイテク領域などで独自技術の輸出を制限する制度を検討する。中国共産党機関紙の人民日報などが9日、政府が近く「国家技術安全管理リスト」と呼ぶ仕組みを設けると報じた。米中ハイテク摩擦が激しくなるなか米国をけん制する狙いがあるとみられる。
新制度の詳細は明らかになっていない。世界で競争力を持つ国内の技術をリスト化して研究開発を後押しするほか、国外への輸出を管理、制限する目的があるとみられる。近年、国家プロジェクトで強化している航空宇宙分野や世界で大きなシェアを持つ鉄道関連などの技術がリストに加わる可能性がありそうだ。
新制度について中国国営の新華社は「特定の国が中国の技術を使い、かえって中国の発展を妨げることを防ぐ」と論じた。人民日報は「重要技術の発展を加速し、強力な『ファイアウオール』を構築する」と解説。一方で「中国の門戸が閉じられ、(他国との)協力の足取りが緩むわけではない」とも説明した。(以下略)」
中国、重要技術の輸出制限検討 人民日報など報道 :日本経済新聞
鉄道関連の技術と言いますが、それはもともとJR東日本の技術だったのではないでしょうか。航空宇宙産業にしてもそれはロシアから導入したものではなかったでしょうか。中華版新幹線にしても、ある程度の独自の進化は遂げている(最高スピードなど)ことは認めますが、安全第一の日本の技術と比べるのがそもそもの誤りという気がします。
今回の発表も、自国のプライドというか見栄の点を考慮したものでしかないように思えます。AIや自動運転技術であれば、ダメージがあったのかもしれませんがね。やはり、今回の米中通商戦争は、中国の敗北で確定しているようです。