途方に暮れ、混乱するメルケル
紫のオバサンですが、タイトルだけは間違っていない気がします。今回に限り、ですが(笑)
メルケルの狼狽ぶりが伝わってくる記事です。
「 ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、ユーロはトルコのような通貨投機に対する貴重な防衛策だと述べた。
メルケル首相は同日、イェーナ東部の町の会合で、「現時点では、すべての国が独自の行動を取らず、ヨーロッパ共通の大義を手にしていることを、私は喜んでいる」と述べた。トルコで起きていることとは対照的に、「私たちは投機が困難な共通の通貨を持っている」と続けた。
ドナルド・トランプ大統領がトルコへの鉄鋼・アルミの輸入関税を2倍にし、トルコの2大臣への制裁を打ち出した後、今月、トルコリラは価値の4分の1を失った、トルコのリラは金融市場で圧迫された。通貨危機に対応して、トルコのタイイップ・エルドアン大統領は、挑戦の示威活動でiPhoneをボイコットすることと誓った。
メルケル首相は、中国を含むライバルに立ち向かうための鍵として欧州統合を支持したが、共同予算が設定されていないので、ユーロ圏の財務相(の創設)を求めなかった。欧州連合(EU)の財政計画の一環として、提案されているユーロ圏予算が処理されることが望ましい、とメルケル首相は述べた。
メルケル首相は、欧州のBrexitのリスクについて聴衆から質問を受けると、「契約上の解決策」を希望し、EUからの無秩序な英国脱退を避けることができると語った。」
Merkel Says Turkey's Turmoil Shows Value of Shared Euro Currency - Bloomberg
こう発言しながらも、現在ユーロは絶賛暴落中です。トルコ・リラの影響が広がっているというよりも、ユーロ内部での信用危機が発生しているように見えます。トルコ・リラが安定しているのに対し、ユーロだけが下落しているためです。率直に言って、ブリュッセルは、どこかで対応を誤っている気がします。
メルケル首相の目が泳いでいる、と思うのは私だけでしょうか。