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マティス国防長官、イラン攻撃を否定

マティス 画家のノート【新装版】

 マティス国防長官はこのところ、トランプ大統領の政策決定過程からはずされています。結局、中東での戦争はさほど遠くないということです。

 「 ジェームズ・マティス国防長官は、米国がイランに対する軍事行動を準備しているとの報道に、「フィクションだ」と批判した。
 オーストラリアのABC Newsは、木曜日に、米国が来月早々にイランに対するミサイル攻撃を開始する可能性があると報じた。
 マティス氏は、「オーストラリア人のニュースの人々がどこの情報を入手したのか分からない」と述べた。 「私はそれが現在検討されているものではないと確信している。そして、私はそれが完璧なフィクションだと考えている」と述べた。
 マルコム・ターンブル豪首相も、この報道を否定した。
 「ストレイツ・タイムズ」によれば、ターンブル首相は、「推測だ」「匿名の情報源を引用している」と述べた。
 今回の報道が現れたのは、トランプ大統領がイランのハッサン・ロウハニ大統領に対してツイッター上で「決して米国を脅かしてはならない。さもなければ、歴史が過去に経験したことがない程の帰結を味わうことになる」と述べて警鐘を鳴らしたのと同じ週のことであった。
トランプ氏はルハニ氏の発言に反応しているようだが、イランとの戦争は「すべての戦争の母親」になるだろうと述べた。
 トランプ大統領は、5月にイランとの核合意から離脱した。他の国々を含むオバマ時代の合意は、核兵器計画の放棄と引き換えに、イランに対する制裁を解除した。」

Mattis denies report US is planning missile strike against Iran | TheHill

 これは、裏を返せば、マティス国防長官の間はペンタゴンとしてはイランを攻撃する意思はないということでしょう。マティス国防長官が辞任すれば、それもわかりません。つまり、国防長官の交代が、イラン攻撃のサインになり得るということでもあります。ボルトン補佐官も、ポンペオ国務長官も、トランプ大統領イエスマンになっています。マティス長官と並んでケリー首席補佐官もやめれば、トランプ大統領に対するストッパーは完全に消滅します。その瞬間から対イラン戦が開始されると見ても良さそうです。