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マティス、ラインから外れる。

 NBCの報道によると、ジェームズ・マティス国防長官は、トランプ政権の決定的な政策決定から外されている。
 NBCによれば、金正恩との首脳会談の前に、韓国との軍事演習を停止するという議論をマティス長官とは行わなかった。
 あるホワイトハウス側近によれば、マティス長官には大統領が演習を停止することがわかっていたという。
 「彼にはそうなることがわかっていた。大統領は北朝鮮の指導者とともに同じ部屋にいたとき、この決定を下した」と側近は述べた。
 トランプ政権の2名の元高官は、トランプ大統領トランスジェンダー問題の変更に関して、トランプ大統領マティス長官を批判した。別の筋からは、政策変更には時間が掛かるとのことだ。
 NBCの報道は、国務長官がレックス・ティラーソンからマイク・ポンペオに交代し、安全保障担当補佐官がH・R・マクマスターからジョン・ボルトンに代わったことに言及している。
 マクマスターとティラーソンがホワイトハウスを去った後、イラン核合意からの撤退というトランプ大統領の政策に表立って反対するのはやめたといわれている。」

Mattis shut out of major administration decisions: report | TheHill

 トランプ大統領は、マティス国防長官を尊敬はしていますが、時分が追求したい外交・防衛政策にとって邪魔になったのでしょう。ですから、マティス長官がホワイトハウスを去る可能性も出てきたということです。

 しかし、従来の米軍の政策を根本的に変えてしまえば、米軍にとってもダメージが大きいはずです。その意味ではあまり良い動きとは言えません。