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パキスタン、インド機を撃墜

バーフバリ2 王の凱旋(吹替版)

 中国をバックにするパキスタンとアメリカと日本に接近するインドの間で緊張が高まっています。インドに関しては特に中国との対立も顕在化しており、インド洋の波高しといったところです。

  先に種を明かしてしまえば撃墜したのはインド軍のドローンです。
 「カシミール地域の管理線(Line of Control (LoC))でパキスタンはインド軍のスパイ・ドローンを撃墜した。両国で緊張が高まるのはこの管理線の地域である。
 パキスタン軍は昨日声明を発表した。それによれば、このドローンはパキスタンの領空を侵犯したのちに撃墜された。この声明には、「パキスタン軍はチリコット地区の管理線を侵犯している間にインド軍のスパイドローンを撃墜した。ドローンはパキスタン軍に回収された。この1年間で撃墜されたインド軍ドローンは4期目である」と記されている。(以下略)」
 インドとパキスタンの間で、カシミール地域を巡り、1947年、1975年、1999年にわたって紛争が発生しています
 パキスタンはインド側のドローン技術の進歩に憂慮を表明しています。そして、この係争地で一週間に400回もの停戦合意の違反があったと指摘しています。
 インドもアメリカに対してBoeing AH-64E Apache choppersの購入を求めています。ですので、当分パキスタンとインドの緊張が和らぐことはないでしょう。

 特に、パキスタンに関しては、中国が支援する総合インフラ開発計画「中国・パキスタン経済回廊(CPEC)」のプロジェクトで分かちがたく中国と結びついています。発電所や港湾、高速道路などの整備により、パキスタンの経済成長を推進するというのが中国の表向きの理由です。グワダル港の開発も中国の軍事拠点化が懸念されており、インド・中国の対立が、パキスタン・インドの対立にも転移していると考えることができます

 

中国の成長に陰りが見え、パキスタン自身にも対外債務増加の懸念がある中、総額630億ドルの巨大プロジェクトは成功するのか。中国の経済外交戦略・一帯一路(OBOR)の最前線となるプロジェクトに世界が注目している。