元アルゼンチン大統領に逮捕状
アルゼンチンとユダヤは何の関係もなさそうですが、実際には、1994年にユダヤ人を対象にした大規模なテロ事件が発生しています。今回はその続報です。
「1994年のユダヤ人センター(AMIA)の爆破事件でイランの関与を隠蔽したと非難された後、元アルゼンチン大統領のクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルヒナー(Cristina Fernandez de Kirchner)に逮捕令状が発行された。
キルヒナー氏は、イラン政府当局者との間で石油と引き換えに爆破テロの犯人の免責を行ったと非難された。彼女は自分に対する反逆罪を「ばかげたことだ」と述べ、彼女に対する国際的な陰謀の一部であると主張した。
2015年1月、アルベルト・ニルスマン検事は、キルヒナーに対して、まだ大統領に就いている間に、告訴していた。 ニルスマン検事が彼の発見をアルゼンチン議会に提出する直前、彼は死んでいたことが明らかになった。キルヒナーは自殺だと述べていたが、調査委員会は、ニルスマン検事が殺害されたと結論づけた。
キルヒナーは,現在上院議員を務めており、国会議員が別段の投票をしなければ、「反逆罪」に問われることはなく、その地位は安泰である。クラウディオ・ボナディオ裁判官は、キルヒナーの免責条項を剥奪するように議会に依頼した。
キルヒナーの元補佐官とキルヒナーに近い支持者に対しても同じ犯罪の逮捕令状が発効されている。健康問題のために、元外相は自宅で拘束されている。
AMIAの爆破テロはアルゼンチンの歴史の中で最も爆発的なものであり、まだ誰も責任を問われていない。」
Former Argentine President Faces Arrest Warrant for Cover Up of Bombing of Jewish Center
イランの悪事が暴露され、そしてさらにアルゼンチン大統領までが訴追されるという展開には改めて驚きを禁じ得ません。親イスラエル、反イランの波が南米にも到達しているということです。
このままでは、中東でハルマゲドンという展開も考慮しなければならなくなるでしょう。