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金正恩を亡命させるという対北朝鮮戦略を作り上げているのはこの人物

 先日ランド研究所の話をしましたが、お忙しくなければ、下の動画をご覧になってください。

  ベネット氏の主張は簡単に言えば、

1.北朝鮮は、トランプ大統領が北朝鮮と同じ恫喝を行っているので驚いている。

2.衝突の可能性は非常に低い。

3.北朝鮮が譲歩するのはまだ先。

4.多元的なアプローチが必要 外交+攻撃を含まない軍事活動+情報作戦

5.中国は北朝鮮に対して激怒

6.中国は優位な立場にある

7.北朝鮮国内に情報を伝えるべき

 といったところになります。これだけを読む限りでは非常によくまとまった北朝鮮分析といえるでしょう。わずかにげんなりするところがあるとすれば、ベネット氏は、傍観者ではなく、立派なプレイヤーであるという点です。マーケットの言葉でいえば、ポジショントークという側面もあるのです。

 それはともかく、ベネット氏が企んでいるのは、北朝鮮内部で金正恩に対する反発をつよめ、金正恩を追放するという工作です。

その詳細は、下のリンクをご覧ください。

 つまり、現在の北朝鮮の幹部の地位を保証し、統一後も安定した生活が送れる保証をすることで、体制内部における金正恩への反発を生み出そうとしているのです。

 その通りにうまくいくかどうかは、まだわかりません。ただ、11月から戦争が始まるという可能性は極めて低そうだとはいえるでしょう。