FirstHedge 明日の投資情報

投資を搦め手で分析します。

トランプの11月アジア外遊の目的

 いよいよトランプ大統領が、アジアを訪問します。その際に焦点になるのはどのような問題なのかを考えてみます。

 まず、ロイターの報道を紹介します。
「[ワシントン 29日 ロイター] - 米ホワイトハウスは29日、トランプ大統領が11月3-14日の日程で、日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを訪問すると正式発表した。北朝鮮核問題への対処が焦点となる見通し。
 大統領就任後、アジア歴訪は初めて。ベトナムで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議およびフィリピンでの東アジアサミットにも出席する。
 ホワイトハウスは「トランプ大統領の(同地域への)関与は北朝鮮の脅威に立ち向かい、朝鮮半島の完全かつ検証可能で、不可逆的な非核化を確実にする国際的な決意を強化する」とした。(以下略)」

トランプ氏のアジア歴訪11月3-14日、北朝鮮核問題焦点に | ロイター

 表向きは、北朝鮮問題の協議ということでしょう。しかし、その場合、ベトナム、フィリピンといった選択肢は疑問に思えます。むしろ、中国との対抗上、勢力が拮抗する地点であるベトナムとフィリピンを訪問すると考えた方が良いでしょう。
 少なくとも、一つ確実に言えるのは、11月までアメリカが北朝鮮に対して先制攻撃を仕掛けることはないということでしょう。でなければ、このようなスケジュールになるはずがないからです。年内は、米朝の直接軍事対決は起こりにくいのではないでしょうか。

 

11月2日追記 こちらの記事も参考にしてください。

firsthedge.hateblo.jp