イスラエルを批判するユダヤ人団体
「 木曜日にアメリカ・イスラエル公共問題委員会（AIPAC）は、イスラエルの民主党代表イルハン・オマール（ミネソタ州）とラシダ・トレイブ（ミシガン州）の訪問を禁止する決定を批判し、「議会のすべてのメンバーが訪問できるべきである」と主張した。
「私たちは、反イスラエルおよび反平和BDS運動に対するオマールとトレイブ議員の支持と、1国の解決策を求めるトレイブ議員の要求に反対する。また、議会のすべてのメンバーが、民主的な同盟国イスラエルを訪問し経験できるべきだ」とAIPACは木曜日にツイートした。
この声明がなされたのは、イスラエルボイコットのために、下院議員がイスラエルに入国することが禁止されたあとのことであった。
イスラエルの発表は、トランプ大統領が進歩的な議員の入国を禁止するよう国に促した直後に行われた。
イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相 は、イスラエルのボイコットを支持する個人の入国を禁止するイスラエルの法律を引用して、彼の国の決定を擁護した。
「活気に満ちた自由な民主主義として、イスラエルはあらゆる批評家や批判に対して開かれているが、1つだけ例外がある。イスラエルの法律は、イスラエルをボイコットするために呼びかけ、行動する人々の入国を禁止している。他の民主主義国が、国を傷つける認識を持つ人間の入国しているのと同じだ」と彼は公式Facebookページに投稿された声明で述べた。
マールとトライブは、パレスチナ人の権利とBDSを擁護しています。彼らは先月、BDSに反対する法案に反対票を投じた17人の民主党員の一人だった。
オマールはまた、ワシントンでの AIPACとその影響に対して公的に批判的であった。
2月に、彼女はAIPACを「ベンジャミンの赤ちゃんだ」とツイートした。彼女の物議を醸す発言は、民主党と共和党員によって広く非難され、一部は発言が反ユダヤ主義であると言った。
AIPACは、米国とイスラエルの関係を促進することを使命として1963年に設立された。
下院議会の議員は、イスラエルに対するイスラム教徒のアメリカの議員が国を訪問することを禁止するためのトランプの支持を非難した。
トランプは、「イスラエルが議会の女性を訪問することを許可した場合、大きな弱点を示す」とツイートした。」
AIPAC breaks with Netanyahu over Omar-Tlaib decision | TheHill
オマール議員もトレイブ議員も、どちらかといえば民主党の左派に相当する議員です。彼らが反イスラエルであることは理解できるのですが、アメリカのユダヤ人団体であるAIPACがイスラエルを批判するというのは意外でした。
このように、ユダヤ人といっても一筋縄ではありません。ユダヤの陰謀という仮説は思考のツールとしては使わない方が健全でしょう。でなければ、判断を誤ります。
