フランスに合流するクアッド
第二次大戦のことを思えば、今回は日本が勝ち組に回りそうなので一安心です。
第二次大戦の時はナチスドイツやイタリアという癖の強い同盟国しかいませんでしたが、今回はフランスの訓練に日米印豪がさんかするというデラックスな布陣になっています。ベンガル湾でという事は当然ミャンマーを意識した訓練でしょう。
言い方は悪いですが、もう援蒋ルートは使えないというか、使えなくするという連合国側の強い意志の表れとも言えるでしょう。
中国は中国で対中包囲網を打破すべく積極的に外交攻勢に出ていますが、少なくとも人権問題で中国に妥協するEU諸国はいなさそうです。それに米中戦争で米国が万一敗北すれば、ロシアによる西欧侵略の可能性がぐっと上昇します。つまりNATOが中国を叩かなければ、ロシアの侵略にはアメリカが協力しない可能性があり、それをNATO諸国は最も恐れているのです。
「 海上自衛隊は5日、米国、オーストラリア、インド、フランスの海軍と共同訓練を実施すると発表した。インド東方のベンガル湾で7日まで開く。インド太平洋地域での中国の海洋進出を念頭に、日米豪印の協力枠組み「クアッド」と太平洋に領土を持つフランスの連携を深める。
仏海軍の強襲揚陸艦「トネール」が主導する。海自の護衛艦、米海軍のドック型輸送揚陸艦、豪印両軍のフリゲートなどが参加する。対空戦や対水上戦、洋上補給などを訓練する。
2020年11月にはベンガル湾で日米印の海上演習「マラバール」に豪州が13年ぶりに参加した。今年3月には初の4カ国の首脳会談をオンラインで開催した。仏軍主導の訓練に日米豪印がそろって参加することで「クアッド」の協力を深める。」
日米豪印、仏と共同訓練 インド・ベンガル湾で: 日本経済新聞
これだけの規模の多国籍の艦船が共同演習を行うというのはやはり胸が熱くなりますね。