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中国側も対インド戦の準備を進める

ヒマラヤ ~地上8,000メートルの絆~(字幕版)

普通は登山でしか行かないような場所で戦いの準備を進めるのですから大変なことです。インドに関しては以前に紹介しましたが、今回は中国側の戦争準備です。

 「 中国の人民解放軍(PLA)は木曜日に、冬を通して高高度地域の部隊の国境に沿った生活条件をアップグレードする計画を概説し、実際の支配線(LAC)に沿った継続的な緊張の中で長距離の準備をしていたことを示唆した。
 LAC での離脱を議論している軍団司令官間の協議は、7 回のラウンドの後、軍隊を追加しないことで合意したが、離脱するためのどんな合意でも膠着状態が続いていることで、ほとんど進展していない。
 木曜日に、国防省のスポークスマンであるPLA のウー・チエン上級大佐は、彼がハイテクな適用によっていわゆる「国境防衛部隊の訓練及び[チベットの台地] の生活条件の改善」のための計画を概説した。
 これには、彼は言った、「外気温が-40℃で、5,000m以上の標高がある地域では[15℃以上で室内温度を保つ] 自己発火断熱キャビン」と新しい宿泊施設が含まれています。彼に拠れば、新しいキャビンは、「食品貯蔵のための新しい断熱装置」を装備している。
 彼は新しい計画を現在進行中のLACの前線拠点に直接リンクしていなかったが、「物流支援能力は戦闘効果と直接接続されている」と述べた。
 さらに「ハイテク手段の適用は、後方支援能力の構築を容易にし、部隊の戦争準備作業を促進するだろう」と述べた。

China’s People’s Liberation Army upgrading troops quarters for winter - The Hindu

 インド側もアメリカから寒冷地用の戦闘キットを入手していますので冬のまっただ中でインド軍が人民解放軍と交戦という自体もあり得そうになってきました。後は双方の空軍支援がどの程度まで届くかが問題でしょう。

 恐らくほぼ確実に言えるのは、台湾海峡で有事が発生すれば、このヒマラヤの実効支配線付近でも戦闘が開始されるということでしょう。それから、近隣諸国、例えばネパール、ブータンなどでもクーデターが生じるかも知れません。特にネパールの毛沢東派は中国の傀儡なので。

 いやあ、世界戦争の準備が進みますね。