Qanonの中の人
文体の分析から個々までわかるとは。
「 米連邦議会議事堂の乱入事件に関与していた米極右陰謀論「Qアノン（QAnon）」の背後にいる謎めいた存在「Q」は、2人の人物であるとの考えをスイスの専門家らが発表した。
スイスの新興企業「オルフアナリティクス（OrphAnalytics）」は、Qアノンの背後にいる謎の人物を解き明かすため、アルゴリズムに基づく同社の機械学習型のテキスト解析ソフトウエアを使用。このソフトウエアは、盗作や改ざんを見つけ出すために開発されたものだ。
同社のクロード・アラン・ルートゥン（Claude Alain Roten）最高経営責任者（CEO）は、スイス西部の自宅で行われたAFPとのインタビューで、「Qアノンのメッセージを特徴付ける文体は明らかに2通りある」と指摘した。
Qアノンは、自分は米情報機関の高官で、機密情報をリークしていると主張する「Qクリアランスを持つ愛国者（Q Clearance Patriot）」なる人物が発信するメッセージに基づいている。
こうした投稿、通称「Qドロップス（Q-drops）」は、2017年10月にネットの匿名掲示板「4chan」に登場し、その後、別の掲示板「8kun」に移動。悪魔崇拝の小児性愛者が集まったリベラル派の世界的なカルト集団を相手に、ドナルド・トランプ（Donald Trump）大統領がひそかに闘っているとする大掛かりな陰謀説を繰り広げた。
Qの身元をめぐっては臆測が飛び交っているが、ルートゥン氏は、「背後に2人いる」ことが明らかになったと指摘している。
オルフアナリティクスは、連続的な計量文体論の手法で解析を行っている。これは、単一の文字や二つ、または三つ並んだ文字の使用頻度を比較して文字列を統計的に分析し、文章の作成者を明らかにする方法だ。この技術は、論文の盗用やゴーストライターの存在の他、遺言書や契約書の改ざんを見分けるために利用される。
同社で働くルネ（Rene）とだけ名乗る男性は、Qドロップスからウェブサイトへのリンクやあいさつ文など関連性のないコンテンツ4950件を「取り除き」、その後、ソフトウエアで解析。ルネ氏によると、解析図では、2017年10月28日から12月1日まで4chanに投稿された最初のQのメッセージと、その後登場したQのメッセージが明らかに異なっていることが分かった。
オルフアナリティクスは、先月公開した公式の報告書で、「この明らかな違いは、文章の作成者が代わった点について疑問の余地がほぼないことを示す有力な証拠だ」としている。
フランス国立科学研究センター（CNRS）で統計文体論を専門とする著名な研究者、フロリアン・カフィエロ（Florian Cafiero）氏は、Qアノンに関するオルフアナリティクスの研究について「説得力があるようだ」と述べている。」
Qアノンの背後に2人の人物、スイス企業が投稿文から解析 写真6枚 国際ニュース：AFPBB News
日本で言えば余命３年のような話になってきましたね。敢えて言えば、最初の投稿者の方が本物のQなのでしょう。後の方は後継者というか、代わりの人なのでしょう。２番目の人が偽物ならば、最初の人が反論するでしょうから、この二人は示し合わせているとみるべきでしょう。つまり、Qは個人ではなく、組織なのです。
現在ネットで流通しているのは、Qは軍に関係しているという主張があります。確かに人の知り得ない情報を入手できるとすれば、アメリカ国民全体の通信傍受が可能な組織ということになります。アメリカの場合はそれは国家安全保障局（NSA）ということになります。スノーデンが暴露したことですが、NSAはアメリカの全ての通信を傍受していました。電話だけでなく、メールやファックスまでもあらゆる電子情報が傍受の対象となっていました。電話の音声が録音されていないとしても、その電話の相手先が誰なのかと言った情報が組織的に収集されていたのです。Qの主張が本当ならば、とんでもないことが政治の裏側で行われているわけであり、その情報を公開するには匿名サイトを利用するしかなかったのだと思います。実に巧妙なプロパガンダです。明らかに隠謀論のような振りをして、その中に真実の情報を埋め込んでいたと考えられるからです。
Qanonと言えばピザゲートが有名ですが、最初の内は「冗談だろう」と思っていたのですが、エプスタインの問題が何度もリン･ウッド弁護士の口から出るので、やはり本当だったのかと考え始めているところです。
米軍がクーデターを起こすとすれば、今回の大統領就任式の場においてでしょう。だから、日本国内で会っても米軍の動きが非常に活発なのでしょう。２０日以降は楽しいことになりそうです。私もポップコーンを買いに行かなければ！
