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Brexitにおける玉突き事故

ブレグジット EU離脱(字幕版)

 アメリカの大統領選に巻き込まれてブレクジットがとんでもない方向へ

 英国のジョンソン首相は、アメリカとのFTA狙いで、EU離脱交渉をなおざりにしていました。しかし、それも、トランプ大統領再選が前提でした。しかし、現在のように大統領選が混乱すると、EU諸国、特にフランスが英国に対して大きな態度を取り始めたのです。これがここに来ての離脱交渉が停滞している要因と言えるでしょう。

 つまり、フランスはアメリカを揺るがせることが出来れば、対英関係も有利なポジションが取れると狙っていたのです。このまま行けば、英国はフランス等に対して漁業の問題等で譲歩を迫られることでしょう。

 しかし、カギはやはり米大統領選なのです。12月14日までにトランプ逆転が起きれば、英国の交渉力は急速に復活します。というわけで、大統領選の決着がつくまではこちらも決定できないというオチでした。