FirstHedge 明日の投資情報

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安部首相の4期はあるのか

新しい国へ  美しい国へ 完全版

 普通に考えれば、これで終わりなのですが。

 「 政治の高度情報に強いインパルナソス・インベストメントの宮島秀直チーフインベストメントによると、内閣官房の最高幹部のコメントは次の通り。
 「安倍さんは四期目をやる気はない。来年9月の総裁任期満了までやる気もない。
 そこで宮島さんは、次のシナリオが濃厚と見ている。
 「安倍総理は今秋から来年8月までどこかの早い時期に早期辞任を画策し、直後に(後継)総裁を指名。任期満了以前の辞任の場合は自民党国会議員のみの投票で決定する。」」

映画「HANA-BI」と安倍内閣の前途と外人機関投資家の対日投資作戦 2020・7・5(第1019回): 今井澂 公式ブログ

 たしかに、モリカケといいサクラといいもううんざりなのだろうということは推測できます。しかし、一つ文句を言うとすれば、肝心かなめの憲法改正はどうなったのでしょうか。これまでの首相の人気では歴史上最長期間を占めていながら、憲法改正ができませんでしたとなれば、今後日本は永遠に憲法改正ができないのではないでしょうか。そんなことはないのでしょうが、改正すると言っていたのだから、最後までやり遂げてほしいことが一つ。もう一つが国際環境の変化です。米中の対立がますます深まる中で、岸田さんや石破さんで乗り切れるとも思えません。対外的に意思疎通の取れる安部首相にもう一期お願いいただいて、あと半年後ぐらいから始まる国際緊張が高まる時期を何とか乗り切ってほしいと思います。少なくとも、年内退陣すれば、日本はどうなるかわかりません。

 個人的には安倍政権を完全に支持する立場にはありませんが、経済よりも安全保障の方が大事という点からすれば、仕方がないですよね。

 というわけで、今後の展開ですが、案外アメリカ政府から継続の要求が出るかもしれません。その時は継続ですね。あとは緊張の高まりにより、辞任するにも辞任できなくなるという展開も予想されます。結局、米中関係、日中関係が今後どうなるかで最終的には決まってくると思います。