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動揺するユーロ

動揺: 聡四郎巡検譚(三) (光文社時代小説文庫)

 先ほどから「ユーロがやばい」と私のゴーストが囁くのです。崩れるとすれば、やはりあの銀行でしょうか。

 「 デンマークのダンスケ銀行(DANSKE.CO)の2000億ユーロ(2200億ドル)規模のマネーロンダリング資金洗浄)疑惑を巡り、米司法省がここ数週間、ドイツ銀行(DBKGn.DE)の関与に関する調査を拡大させているもようだ。4人の関係筋がロイターに明らかにした。
 関係筋の1人によると、米司法省は新たに、ダンスケ銀が不審な取引に関連した資金を米国に移すのをドイツ銀が手助けしたかという問題に注目。ドイツ銀の関与が証明されれば、多額の罰金を科せられる可能性がある。
 米司法省は、ダンスケ銀の疑惑で約1年前からエストニア検察と連携して調査を進めているが、ドイツのフランクフルト検察当局とも協力し始めたという。
 フランクフルト検察当局はすでに、資金洗浄へのドイツ銀の関与の有無を調べるため、同銀行本店への家宅捜索を実施している。
 米司法省によるドイツ銀への調査や、フランクフルト検察との協力が報道されるのは、これが初めて
 ダンスケ銀行の広報は、エストニアデンマーク、フランス、米国各国当局に引き続き協力していると述べた。」

米司法省、ダンスケ銀マネロン疑惑巡るドイツ銀への調査拡大=関係筋 - ロイター

 これで黒判定が出れば、瞬時にドイツ銀行は蒸発してしまうことだろう。そしてヨーロッパ全体を襲う金融危機が発生するでしょう。ああ、いまから穏やかなクリスマスを期待したいところです。