北朝鮮の狙いは半島統一
日本の外務省はアメリカ当局とも緊密な連絡を継続しているはずです。ですから、河野大臣の今回の発言は非常に重いといえるでしょう。
産経新聞からです。
「河野太郎外相は20日の記者会見で、北朝鮮が核開発を進める背景に、南北統一への野心があるとの見方を示した。「北朝鮮は体制を守るためと言うが、さまざまな場面で南北統一に触れている。当然そういう野心を持っている」と述べた。
河野氏はドイツ・ミュンヘンでの演説で、同様の見解を示した。米太平洋軍のハリス司令官も14日の米議会公聴会で、核開発は体制維持と同時に、自らの主導で「共産主義に基づく南北統一」を図るためと証言した。」
今回の河野外相の発言は、ハリス太平洋軍司令官の発言とも一致しています。これは日米の共通した了解事項と考えることができるでしょう。ただ、日本政府の閣僚が北核開発に関連して赤化統一に触れたのは今回が初めてではないでしょうか。
今後の方向性としては、北主導の朝鮮半島統一が大きなテーマになります。核の有無にかかわらず、朝鮮半島全体が半日国家になることはほぼ確実なので、日本の安全保障にとってものっぴきならない事態が訪れようとしています。