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軍事力を背景にしない中東諸国の仲裁は可能か?

別冊NBL No.167 わかりやすい国際仲裁の実務

来年は日本を巻き込む形で中東で動きがありそうです。なかなか劇的な展開になってきました。

  まず第一に今年年末のロウハニ大統領来日です。表向きは原油の輸出再開を求めてということなのでしょうが、それはアメリカが首を縦に振らないのですから無理に決まっています。だとすれば、他の湾岸諸国との仲裁の依頼であるとすると納得できます。現在イランは国内の暴動で手がつけられなくなっています。そろそろ国民に目に見える形でせいかがほしいところでしょう。その一方でイランの革命防衛隊による米軍襲撃の情報がCNNで報道されています。

もう一つが安倍首相のサウジアラビア訪問が来年に予定されていることです。これは来年に始まるかもしれないとされる中東での戦争に向けた交渉であると考えられます。ここで安倍首相が仲裁に成功すれば、来年の対イラン戦は回避できるでしょう。自衛隊が中東に派遣されるのもシギント活動のためでしょう。通院傍受ができればある程度日本が仲裁に乗り出すことはできるでしょう。

 今回の安倍首相の仲裁は今後の日本の進路にとっ大きな意味を持つことになるでしょう。