FirstHedge 明日の投資情報

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8月の相場観 リラ暴落の後にくるもの

株価暴落 (文春文庫)

 さっき、某所で「FXしかやってない」とカミングアウトしてしまいました(笑)。それはそうと、今後の儲けるネタは次の二つだと思います。

  FXの良いところは、政治情勢の分析がそのまま収益につながる点です。長期的なトレンドさえ間違えていなければ、元手を維持しながら一定の収益をあげることができます。私が現在注目しているトレンドは二つあります。トルコ・リラの問題はまだ終了していません。アメリカ人の牧師が釈放されるかの期限が水曜日だったと思うのですが、これを過ぎても釈放されないようなら、かなりやばい展開になりそうです。釈放されたとしても、現在の放漫な経済政策の継続は、いずれリラの暴落につながります。

1.ユーロの下落

 ユーロの下落は、10月に来ると予想しています。バイエルンの地方政党であるCSUが、地方議会選で惨敗すれば、メルケルは失脚します。メルケルの失脚は、ドイツだけでなく、ユーロ体制にとって大打撃になるでしょう。

 メルケル退陣とならぶ懸念は、ヨーロッパにおけるイスラムテロの可能性です。現在のところ、シリアにおいてイスラム国が化学兵器を使用したという情報があります。ドローンなどで、化学兵器生物兵器によるテロが発生すれば第三次になります。そうなれば、EUの移民政策は根底から覆ります。こうなれば、ユーロどころではなくなるでしょう。

2.北朝鮮情勢 

 6月13日のトランプ・金正恩会談は、トランプ大統領にとって単なる時間に過ぎませんでした。実際、現在も金正恩核兵器を製造しているという報道も見られます。このロスタイムのような時間は、アメリカの中間選挙まで続くでしょう。その後は、北朝鮮の非核化の動きには実質が無かったことがあきらかになり、改めて米朝対立の可能性が高くなります。

 とするなら、昨年の危機の際に暴騰した防衛関連株は再び・・という展開を考えています。