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クシュナー、中東に向かう

ラーメンの歴史学――ホットな国民食からクールな世界食へ

 前回はカタール断交でした。今回は?

  「ホワイトハウスの上級顧問ジャレッド・クシュナーは先週の水曜日、中東の平和にむけた努力に関して議論するために、サウジアラビアでモハンマド・ビン・サルマンと会談を行った。
 ホワイトハウスの発表に寄れば、クシュナーに同行したのは中東特派使節のジェイソン・グリーンブラット(Jason Greenblatt)であった。彼等が協議したのは、深まりつつある米国・サウジの協力関係、ガザ地区への人道支援イスラエルパレスチナ間の和平交渉であった。
 中東和平構想を作り上げるという使命を帯びたクシュナーとグリーンブラットは、同様の問題についてヨルダン国王とも協議を行っている。
 ヨルダン国王は、月曜日に、イスラエルのネタニヤフ首相と和平会談について協議している。
 AXIOSによれば、来月上旬に、英国が、ホワイトハウスの和平交渉計画について協議するために、クシュナーや他のアラブ・ヨーロッパ諸国の外相との会談を計画している。
 アメリカは、5月に、公式に大使館をテルアビブからエルサレムに移転した。トランプ政権は、移転の計画は以前から予定されていたと主張しているが、ヨーロッパや中東の指導者らは、今回の大使館の移転が和平交渉を損なうと警告してきた。
 エルサレムは和平交渉でも、主要な論点である。というのも、パレスチナイスラエルエルサレムを主張であると主張しているためだ。」

Kushner meets with Saudi crown prince to discuss Mideast peace | TheHill

 ジェイソン・グリーンブラットという人物は、ハンガリーユダヤ人の子供で、ハンガリー動乱の時に家族もろともアメリカに逃れてきた人物です。トランプ・オーガニゼーションの不動産関係の弁護士を務め、トランプの会社の重役を務めていました。

 トランプ大統領は、イスラエル関連では、完全にイスラエルの都合を優先させるので、今回も、その動きの延長と考えられます。今回のムハンマド・ビン・サルマン皇太子との会談もパレスチナをどのようにして懐柔するかが焦点になったと考えられます。

 おそらくは、このパレスチナの問題に決着をつけてから、イランとの対決に向かうと考えられます。