病欠！、ティラーソン国務長官

　間の悪いことは続くもので、今度は国務長官が急病です。

 　「レックス・ティラーソン国務長官が土曜日にアフリカ訪問で計画されていたイベントを全てキャンセルした。
　「本国では北朝鮮のような重要問題でこの数日間激務が続いており、国務長官は体調が優れませんでした」と，国務長官と外遊を共にしているスティーブ・ゴールドシュタイン次官がメディアに述べた。
　「いくつかのイベントは国務長官抜きで行います。他のイベントに関しては、予定を組み直す可能性もあります」と，国務省の広報担当次官であるゴールドシュタインは述べた。
　ティラーソンは、ケニヤ、チャド、ナイジェリア、ジブチ、それにエチオピアを訪問するツアーの過程にある。
　ティラーソン国務長官がエチオピアに滞在している間に、トランプ大統領は北朝鮮の金正恩との首脳会談の申し出を受け入れた。トランプ大統領は北朝鮮の指導者と直接会談する最初のアメリカ大統領となる。しかし、ホワイトハウスは、会談を実行するためには非核化に関して北朝鮮は「具体的なステップ」に踏み出す必要があると述べている。
　ティラーソンの土曜日のスケジュールにはエイズ救援緊急プランに関するイベント、8月7日記念公園での献花式、ナイロビ米国大使館員との会合が含まれていた。」

Tillerson falls ill on Africa tour, cancels events | TheHill

　おそらくは北朝鮮を巡る心労がたたったというところでしょうか。ティラーソン国務長官も、トランプ大統領がいきなり首脳会談を受諾するとは思わなかったのでしょう。恐らく，ワシントンの国務省では上を下をの大騒ぎになっていると予想出来ます。
　ただ、今回のアフリカ訪問の目的は、アフリカ大陸に積極的に進出する中国の勢力をいかにして押しとどめるかを協議することにありました。ですから、病欠というのはいかにも間が悪いと感じます。