FirstHedge 明日の投資情報

投資を搦め手で分析します。

F35に戦闘グレード未満のソフトウエアを装備か

 確かに、F35の開発が遅れているとは聞き及んでいましたが、これほどとはというニュースです。

  まず、Flight Global の記事を紹介しましょう。

「 統合プログラム局による再検討でいくつかの費用削減の提案が行われたが、ロッキード・マーチンのF35を戦闘グレード以下のオペレーティングシステムにとどめるという提案が含まれていた。
 開発段階での遅延により、ロッキードは108機のF35に Block 2B softwareを搭載している。それぞれの戦闘機は、戦闘水準のBlock 3 standardにまで引き上げるには150カ所から160カ所の変更が必要となっている、とF35のプログラム担当のマット・ウインター中将は述べている。
 積み上がる修正のための費用は、今後数年で生産される予定の900機以上の製造にとって脅威になっている、とウインター中将は述べている。さらに「我々は、戦闘機にオプションを与えることで解決の余地を模索しているところだ」と付け加えた。
 これらのオプションの一つがF35にBlock 2B software standardを装備することだ。このプログラムはF22のプログラムで用いられていたものである。訓練のために30機が訓練用にBlock 2B softwareを装備している。そして約150機が戦闘水準のBlock 30/35 standardを装備している。」

US considers non-combat-rated subset of F-35 fleet

 これはなかなか深刻な事態です。現在の日本に引き渡されているソフトウエアはどうなっているのでしょうか。気になります。F35の今後は厳しいかも知れません。

 なにより、アメリカの戦争準備が遅れていることが今後大きな問題になるでしょう。