アメリカ、重力核爆弾の運用実験に成功する
トランプ大統領が、北朝鮮の核処理に失敗した段階で、核戦争が起きることは決定していたのかも知れません。
「 米国はドナルド・トランプ米大統領の承認を得た野心的な1兆2,000億ドルのプロジェクトの一環として、中国とロシアなどの「修正主義国」からの脅威に対抗するために、B61-12重力核爆弾の実験を首尾よく完了した 。
空軍は、エネルギー省の国家原子力安全保障局(NNSA)と共にネバダ州で6月上旬に試験を実施した、というプレスリリースが発表された。
爆弾テストは、「B61-12ライフ・エクステンション・プログラム」の一部であり、「B61-12のライフ・エクステンション・プログラム」は、少なくとも20年「爆弾の核・非核コンポーネントのすべてを改装、再利用、または交換する」ことを目的としている。
国防総省が1月に発表した「核態勢見直し」では、ペンタゴンは、中国やロシアなどの修正主義国からの脅威の中で核3部隊を近代化する必要性を強調した。
「核態勢見直し」には、「ロシアと中国は米国の従来の能力に対抗するために非対称的な方法と手段を追求しており、誤算のリスクと米国、その同盟国およびパートナーとの軍事対立の可能性を高めている」と記されている。
「ロシアは、欧州の地図を変えてその近隣諸国にその意思を押し付けるために、進んで軍事力を行使することを明らかにし、核の先制使用をちらつかせることで、自国の意思を近隣諸国に押しつけるという意思を明白にしている」
B-2A Spirit爆撃機のような近代的な爆撃機に加えて、B61-12を配備する以外に、米国はF-35 Lightning II第5世代戦闘機と互換性のある爆弾を作る予定もある。
爆弾が完成すれば、ペンタゴンはそれをドイツ、イタリア、ベルギー、オランダ、トルコの軍事基地に展開する予定である。
バラク・オバマ元大統領は、就任中に核近代化計画を承認している。
ドナルド・トランプ大統領は、それを少なくとも1兆2000億ドルの費用がかかる野心的な30年間のプロジェクトに改訂した。
戦術核兵器保有には約800億ドルが費やされ、近代化には約4000億ドルが費やされる。
ネバダでの最新のテストは、今後3年間にわたって完成するシリーズの第3弾であった。
開発飛行試験が2015年に3回にわたって実施され、いずれも成功している。」
重力核爆弾といっても、飛行機から落下させる核爆弾という意味です。大陸間弾道弾がなかった頃は、飛行機で核爆弾をデリバリーするというのが一般的でした。
こうした時代がかった核武装を改めて強化するということは、核能力の誇示にはうってつけです。爆撃機を飛ばすだけで牽制できるからです。
ただ、北朝鮮のような国家が存続する以上、今後は、核が実際に使用されるという可能性は冷戦期よりもはるかに高まったといえます。
アメリカは、長年の盟友英国に対しても軍備強化を求めています。特に、アメリカは、ロシア、中国に落としたいようです(笑)。我々も最悪の事態に備えねばならないようです。