アフガニスタン増派の規模が決定!
スティーブ・バノンはしつこく中東への関与を否定していたのですが、ホワイトハウスから追い出されると、後はジョン・ケリー大統領首席補佐官、マクマスター安全保障担当大統領補佐官、それにマティス国防長官の海兵隊3人組によってアフガニスタンへの増派があっさり決まりました。
「ロイター通信によると、米国防総省のジェームズ・マティス長官は、米国がアフガニスタンに3000人以上の兵士を増派することを認めた。
さらに、マティス長官は記者団に対し、「今回の増派は、3,000をいくらか越える。率直に言えば、今のところまだ命令書にはサインをしていない。細かい問題を詰めている最中だからだ。」と述べた。
今回の増派により、アフガニスタンに派遣される米軍の規模は14,000以上になる。
マティス長官は、増派される米軍はすでにアフガニスタンに向かっているか、既に現場に展開されていると通知を受けたと付け加えた。
この発表は、8月に発表されたトランプ大統領の南アジア戦略に従って行われた。現在の11,000規模の米軍を強化する事が目的である。
アフガニスタンに増派された米軍は、タリバン、アルカイダ、イスラム国家との戦いを強化することになるだろう。
8月には、マティス長官は、彼がアフガニスタンに軍を増派するという命令に署名したが、増派される軍の規模を明らかにしていなかった。
以前の報道によると、マティス長官は、増派の規模が3,500人の追加兵士に近づくことを示していたが、最終的な数字については言及を避けていた。」
とまあ、今回はTheHill.comの記事です。
Mattis: US to send 3,000 more troops to Afghanistan | TheHill
オバマ時代はアフガニスタンの状況にオバマ大統領が直接口を挟むというマイクロマネージメントが行われていました。司令官の首も次々すげ替えられ、おそらくはアフガニスタンに派遣されていた米軍の士気は下がっていたと推定されます。そこを、一度に増派してある程度のけりをつけようというのは、イラク戦と同じ構図ですね。
ここで注意が必要なのは、アフガニスタンの状況が改善するまで、アメリカは北朝鮮に手を出さないであろうと言うことです。しばらくは、派手な口げんかが見られるだけでしょう。