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そして誰もいなくなった

 

 ようやくトランプ劇場も役者が一人去り、二人去りと、淋しい終幕を迎えそうです。

 「 米連邦議会議事堂にトランプ大統領の支持者が乱入した事態を受けて政権中枢の辞任が相次いでいる。トランプ氏の残された任期はわずかで実質的影響はほとんどないが、同氏が支持者の過激な行動を助長したことに対する嫌悪感がうかがえる。
 米連邦議会議事堂にトランプ大統領の支持者が乱入した事態を受けて政権中枢の辞任が相次いでいる。7日に辞意を表明したチャオ運輸長官はスタッフへの電子メールで暴徒による攻撃に「私はあまりにも困惑した。到底看過できない」と説明した。写真はオランダ・ヘイグの会議に出席した際のチャオ氏。2019年6月4日に撮影。(2021年 ロイター/Piroschka van de Wouw)
7日に辞意を表明したチャオ運輸長官はスタッフへの電子メールで暴徒による攻撃に「私はあまりにも困惑した。到底看過できない」と説明。11日付の辞任となるとした。
 チャオ氏は共和党上院トップのマコネル院内総務の妻。
 同じく7日に辞任したデボス教育長官はトランプ氏に書簡を送り、議会乱入は受け入れ難いと強調。「あなたの発言が影響を与えたのは疑いようがない。これが私にとっての転換点だ」とした。辞任は8日付だとした。
 相次ぐ辞任についてホワイトハウスからコメントは得られていない。
 政権高官によると、ポッティンジャー大統領副補佐官(国家安全保障担当)は6日に突如として辞任しており、国家安全保障会議(NSC)のロシア問題、中東、アフリカ、国防政策、大量破壊兵器問題を担当するそれぞれのシニアディレクターが7日に辞任した。
 さらに、関係筋によると、大統領経済諮問委員会(CEA)のグッドスピード委員長代行も辞任したという。
 トランプ氏が7日、これまでの発言を一変させ「秩序立った政権移行」を目指すと表明した理由の1つは、さらに多くの幹部が辞任するの阻止するためだったが、ある高官は「止めることはできないだろう」 と述べた。
 一方、関係者によると、ポンペオ国務長官、ムニューシン財務長官、ミラー国防長官代行、ローゼン司法長官代行は辞任しない見通し。ただ、その他の閣僚でさらに辞任の動きが広がる可能性はあるという。
 メラニア大統領夫人の首席補佐官を務めるステファニー・グリシャム氏も6日に辞任。2人の関係筋によると、ホワイトハウスのマシューズ報道官とソーシャルセクレタリーのリッキー・ニセタ氏も辞任した。」

トランプ政権中枢の辞任止まらず、議会乱入は看過できないとの声 | ロイター

 泣いても笑ってもあと2週間弱なので、閣僚が辞任するのは仕方がないのかも知れません。しかし、ここで最後までトランプ政権に留まった人物こそトランプの本当の味方であったと言えるかも知れません。

 まだトランプに逆転のチャンスがあると考えている人も多いですが、国会議事堂の乱入で人が死んでいるので、トランプ大統領としても言い逃れが出来ない状況にあります。1月6日の前に何らかの手を打っておくべきでした。イレーヌチャオ運輸長官は、マコーネルの妻であることからも明白なように、中国寄りの人物です。ですから、良いチャンスだったのでしょう。あと2週間で戦争でも起きない限り、トランプ大統領の敗北は覆せません。