次に閉鎖されるとすれば、サンフランシスコ中国領事館
テキサス州のヒューストンの領事館が閉鎖されるまであと僅かになりました。次に閉鎖されそうなのがカリフォルニア州のサンフランシスコ領事館です。
実際、ヒューストンよりはカリフォルニアの方が性質としては悪質なはずです。このサンフランシスコの中国領事館は、親中派で有名なファインスタイン上院議員の肝いりで開設されました。シリコンバレーにも近くそれこそアメリカの民間企業への工作拠点としては大変有利な場所にあります。そこで、今回FBIが指名手配している中国人スパイをこのサンフランシスコ領事館がかくまっていると言う疑惑が報道されています。
「 月曜日の裁判所への提出書類によると 、FBIはサンフランシスコの中国領事館が 逃亡者を匿っていると考えている。
アクシオスが最初に報じた法廷報告書によると、カリフォルニア大学デービス校の生物学研究者である唐寿庵は、米国入国のために中国軍とのつながりを偽り、領事館に避難して逮捕を免れてきたと主張しています。
書類によると、唐は6月26日にビザ詐欺の罪で起訴されましたが、この罪はビザ申請の際に中国軍とのつながりを隠していたというものである。
その後、捜査官は彼女の自宅を捜索し、「中国人民解放軍(PLA)の制服を着た彼女の写真を発見した」と述べています。FBIの事情聴取では、唐は中国軍との個人的な関わりを否定しました。
ホワイトハウスは5月29日、中国軍と関連のある大学の中国人学生や研究者の米国入国を禁止する行政命令を出した。政権は、彼らが「伝統的ではない知的財産の収集者」として機能するために、「中国当局に搾取されたり、協力されたりする危険性が高い」と主張している。
"唐の事件が示すように、サンフランシスコの中国領事館は、米国での起訴を避けようとするPLAの役人に潜在的な安全な港を提供している」と検察は述べている。
火曜日に米国は中国に72時間以内にヒューストンの領事館を閉鎖しなければならないと伝え、両国間にさらなる緊張を引き起こした。
水曜日にトランプ大統領は、ホワイトハウスで記者団に "それは常に可能だ "と言って、より多くの中国領事館を閉鎖することを排除していなかった。」
FBI accuses Chinese consulate in San Francisco of harboring fugitive | TheHill
これ以外のスパイ事件に関しても、中国本土の国家安全部のために働いていたとみられる2名のハッカーが指名手配されています。と言うわけで、中国スパイ狩りが積極的に進められています。米国本土で逮捕出来なくとも、多くのスパイがアメリカを去ることになるでしょう。
重要なのは、恐らくこのスパイ狩りは日本でも始まると言うことです。外交関係で言えば、米中関係はいつ戦争が起きてもおかしくない状況にあります(すくなくとも、大統領選が決着するまでは、実際に戦争が始まることはないと思いますが)。このような時には、いつの時代のスパイ狩りが行われるものです。
ヒューストンの領事館が閉鎖されたので、中国本土の領事館が報復措置として中国当局から閉鎖を命じられたなら、今回の一件もあり、サンフランシスコ領事館が閉鎖されることになるのではないでしょうか。