孟晩舟は、今月中にアメリカに
ファーウェイ社を巡る状況が一段と複雑化しそうです。
「 米国はカナダから正式にHuaweiの役員である孟晩舟をカナダから送致する見込みだと、米国駐在カナダ大使がグローブ紙とメール紙に語った。
カナダのデビッド・マクノートン大使は、アメリカが孟の引き渡しを要求すると彼に語ったと述べた。しかし彼は彼がそれがいつになるのかはわからないとも述べた。
引き渡しの申請期限は、最初の逮捕から60日後、この場合は1月30日となっている。
孟晩舟はHuaweiの最高財務責任者であり創設者の任正非の娘である。彼女は、イランに対する米国の制裁違反の疑いで、米国の要請によりカナダ当局によって逮捕されました。
孟の逮捕以来、3人のカナダ人が中国で拘禁されている。
そのうちの1人、ロバート・シュレンベルクは先週、麻薬密輸の従犯人であるとして死刑を宣告された。
マクノートンは、アメリカが責任である事象に対して、中国はカナダに厳しく対応しているという懸念を表明したと言われる。
「私たちは罰せられているのが私たちの市民であることを望まない」と彼はグローブ紙とメール紙に語った。 「アメリカは、アメリカの全ての法を孟晩舟に適用しようとしている。しかし、その代価は我々が支払っている。我々の市民が人質になっている」
アメリカ司法省法務省は、引き渡しについてのコメントへの要求にすぐには応じなかった。」
Canadian ambassador says US moving to extradite Huawei executive | TheHill
カナダから見れば、アメリカの対中攻勢の余波で自国民が犠牲になっているのは堪えがたいということなのでしょう。しかし、もうすこし広い視点から見れば、カナダもファイブアイズの一員である以上、そろそろ腹をくくらねばならない時期に来ているという見方も出来ます。
少なくとも、米英加豪新の五カ国は中国に軍事的に衝突することは十分に想定しておかねばならないし、実際しているだろうといえます。さらに、そこにインドや日本が加わるという図式になります。
今回はカナダで逮捕された孟晩舟が焦点でしたが、今後は日中間でも同様の事件が起きると予想出来ます。よほどの都合がない限り、大陸には出向かない方が良さそうです。