北朝鮮軍にたまる不満
北朝鮮内部の分断が生じているようです。
朝日新聞からです。
「北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、党中央軍事委員会拡大会議が開かれ、金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が「(4月20日の)党中央委員会総会の決定を貫徹するための全人民的な闘いをしっかり守り、保証していく」よう強調したと報じた。正恩氏は、4月の総会で核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)試射を中止し、核実験場を廃棄すると宣言。経済に集中する方針を示しており、こうした政策転換に従うよう軍に指導したとみられる。」
これもすでにお伝えしている通り、4月20日には核廃棄の方針が金正恩から発表されていたのです。にもかかわらず、そのニュースが再び北朝鮮国営メディアによって報道されたということは、軍は今回の核廃棄に納得していないということです。
通常であれば、不満分子はパージによって除去されます。ただ、現在の金正恩にそれだけの政治的力が残っているのかどうか疑問です。
このままでは、金正恩は6月12日の米朝首脳会談に出席できないばかりか、その地位を追われる、もしくは暗殺されることになりそうです。