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ペルー、北朝鮮外交官を追放

AFPからです。

「ペルー外務省は22日夜、北朝鮮の外交官2人を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定し、15日以内に国外退去するよう求めたと発表した。

 指定を受けたのは在ペルー北朝鮮大使館の1等書記官と3等書記官。同省は今回の措置の理由を「(北朝鮮)外交官がその公務にふさわしくない活動を行ったことが確認された」ためとしているものの、詳細には言及していない。

 同省はまた、今回の決定は北朝鮮が核拡散防止に関する国連安全保障理事会決議に「繰り返し違反」し、地域と世界の平和を危険にさらしていることにも関連していると述べた。

 ペルーは9月、北朝鮮核兵器開発を続けていることに対する措置として同国大使を国外追放処分としている。また3月には、在ペルー大使館に駐在する北朝鮮外交官を半分となる3人まで減らしていた。」

ペルー、北朝鮮外交官2人に国外退去要求 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 このところ北朝鮮関連のニュースが減ってきたように見えます。アメリカは、(少なくとも表向きは)いつでも北朝鮮を攻撃できるというスタンスを変えていません。

 しかし、北朝鮮有事の際に派遣すると大見えを切っていた英国空母クイーン・エリザベスに漏水が発見されるなどなかなかもりあがりません。在韓米軍の海兵隊が上半身はだかで騎馬戦をしている写真を見かける程度です。

 その一方で、今年は北朝鮮から韓国への直接亡命者が増加したという統計もあります。民間が経済成長の恩恵を被っているのに対し、軍が民間から略奪を働くという事件もしばしば起きているようです。

 金正恩はといえば、このところすっかり元気がありません。国連安保理の制裁決議に対して表向きは反発していますが、さすがに核実験を行うという話は聞こえていません。

 トランプ大統領にしても「冬のホワイトハウス」に帰ってしまいました。これらの状況を総合すれば、年末年始に米軍が北朝鮮を攻撃する可能性は低いといえます。むしろ、北朝鮮内部の動きに注目ということになります。