中国経済の下落を示す2つの兆候
中国のインフラ建設がそろそろ息切れしてきています。
その最初の兆候は、セメントの生産量が落ち込んでいること。ブルームバーグによれば、
「セメント生産量は、主にインフラ投資の減少により、前年同月比3.7%の減少となった。 より安定した3ヶ月移動平均でも、セメント生産量は依然として前年から縮小している。」とあります。
もう一つは鉄鋼です。やはりブルームバーグには次のようにあります。
「中国経済の冷え込み、世界の鉄鉱山による供給量の増加、それに、今年の冬の世界最大の消費地(中国)での鉄鋼生産能力削減が需要をさらに押し下げる可能性があることから、鉄鉱石は新たな圧力に直面し、60ドル台に戻ってしまう危険性がある。」
中国の場合、冬のスモッグ対策で製鉄所が停止されるということなのでしょう。結局は10月18日まで体面上の経済の好調が維持されれば良いのですから、それ以降はもうどうなるかわかりません。というか、10月末からの中国経済への懸念が今後のマーケットに繁栄されることになるでしょう。
中国での建設ブームの衰えから、小松製作所などは今後弱含むことになるでしょうね。
ただ中国経済が全面的にjダメかというとそうでもないのです。特に半導体関連、電気自動車関連は今後も順調でしょう。