FirstHedge 明日の投資情報

投資を搦め手で分析します。

いよいよ戦争か

 

いよいよという感じです。

「 軍事的な緊張が続くウクライナ情勢をめぐり、ロシアとウクライナ、それにドイツ、フランスの4か国の高官による協議が行われました。ロシアに軍事侵攻の口実を与えかねないと懸念されているウクライナ東部での対立をめぐり話し合われましたが、協議の継続を確認するにとどまりました。
 ウクライナをめぐっては、隣国のベラルーシで10日からロシア軍とベラルーシ軍の合同軍事演習が始まり、ロシアが演習を名目に部隊を集結させ、ウクライナに侵攻するのではないかとアメリカなどは警戒を強めています。
 こうした中、ロシアとウクライナに加え、仲介役を担うドイツとフランスの4か国の高官が、先月下旬に続き、2回目となるこの枠組みでの協議を10日、ドイツの首都ベルリンで行いました。
 この中では、ロシアに軍事侵攻の口実を与えかねないと懸念されているウクライナ東部で政府軍とロシアを後ろ盾とする武装勢力が散発的に戦闘を続けている対立をめぐり話し合われました。
 出席したロシアのコザク大統領府副長官によりますと4か国は、2014年と2015年に双方の間で結ばれた停戦合意の順守に向け、協議を続けることを確認したものの、大きな成果はなかったということです。
 事態の打開につながる大きな進展がない中、ウクライナをめぐる軍事的な緊張が続いています。」

緊張のロシアとウクライナ 独仏仲介の高官協議 大きな成果なし | NHKニュース

NHKが報じるほどですから、いよいよ危ないと考えるべきでしょう。バイデン大統領もウクライナからの出国をアメリカ国民に求めています。プーチンはといえば、ウクライナを「私の美しいもの」と発言し、とる気満々でいます。世界中が注目する中で戦争を始めるとすれば、ロシアの側にも相当の反発が生じることでしょう。

ウクライナにつられました

 

いよいよウクライナも煮詰まってきました。そこで中国も台湾を狙っています。

「台湾国防部(国防省)は23日、中国軍の戦闘機など39機が防空識別圏ADIZ)に進入したと発表した。1日当たりの進入機数としては、昨年10月に次いで2番目の多さとなった。

 国防部によると、進入したのは中国軍の戦闘機「殲16(J16)」24機、同「殲10(J10)」10機、核搭載可能な爆撃機「轟炸6(H6)」1機など。台湾空軍機が緊急発進して警告したほか、監視のためミサイルシステムを作動させた。

 台湾を自国領土の一部と見なす中国は、武力侵攻も辞さない構えを示している。台湾ADIZへの中国軍機の進入は昨年後半から急増し、10月4日には1日当たり過去最多の56機を記録した。」

中国軍機39機、台湾識別圏に進入 過去2番目の多さ 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

しかし、現段階で台湾進攻が始まるかどうかといえば疑問でしょう。今年は何といっても、習近平の3期目が始まる重要な年だからです。3期目就任が決まってから改めて侵攻作戦は実施されることでしょう。

プーチンはウクライナ進攻できないだろう

 

 せっかく10万人以上の兵員を動員したにもかかわらず、プーチンの利益はほとんどなさそうです。で有れば、いっそのこと軍を侵攻させれば良いのですが、そうするとロシア経済が完全にストップしてしまいます。

 ただでさえ、ノルド・ストリーム2の運用が頓挫しているところで、ここで軍事作戦に出れば、ロシアは完全に世界の孤児になるでしょう。

続きを読む

アメリカの国防予算が議会を通過する。

 

アメリカの国防予算牙城下院を通過しました。中国・ロシアとの対決を強く意識したものになっています。

「 米国の国防予算の大枠と国防政策の方針を盛った2022会計年度(21年10月~22年9月)の国防権限法が27日、成立した。「統一」を目指す中国の威嚇にさらされる台湾、ロシアとの軍事的な緊張が高まるウクライナの防衛を巡る支援を強化する姿勢を鮮明にした。
 上下両院で超党派の賛成多数により可決していた国防権限法案にバイデン米大統領が署名した。予算総額は7780億ドル(約89兆円)で、21会計年度より5%増えた。伸び率は前の年度比0.3%だった21会計年度を大きく上回る
 足元の物価上昇も影響したとみられるが、軍事上の摩擦が大きくなっている中国、ロシアをにらみ、国防費がかさんだのは間違いない。
 目を引くのはバイデン政権が既存の国際秩序に挑戦する能力がある「唯一の競争相手」と位置付ける中国への対処だ。
 インド太平洋地域で軍事施設の整備や軍事演習などの費用に使う基金「太平洋抑止イニシアチブ」の予算額は、創設した21会計年度の3.2倍の71億ドルを計上した。主力の空軍基地が位置する米領グアムで高度なミサイル防衛システムを導入するなど対中シフトを急ぐ。
 議会は台湾への軍事協力の拡充を促した。ハワイ沖で22年に米海軍主催で実施予定の多国間海上訓練「環太平洋合同演習(リムパック)」に台湾を招待するよう求めた。1971年に始めた訓練で2020年の前回は日米のほか、フランス、オーストラリア、韓国、フィリピンを含む10カ国が参加した。これまで台湾が出た例はない。
 21年10月には米軍が台湾軍を訓練していることが明らかになった。日米欧が重視する「台湾海峡の安定」をめざし、台湾の自衛力強化で軍事挑発を続ける中国への抑止力を向上させる狙いがある。
 対ロシアも重点項目だ。22年早々にロシアが軍事侵攻するとの見方も浮上するウクライナの支援に3億ドルを費やす。バイデン政権は同国の主権・領土保全を支える方針を繰り返し示しており、軍備増強を支える。緊迫する現地の情勢を踏まえ、要求額の2億5千万ドルから増額した。
 米国はロシアがウクライナに侵攻した14年以降、25億ドル以上の軍事支援を実施してきた。高度になるロシアの攻撃能力に対抗するため、ミサイルの軌道を解析するレーダー装置の設置や空軍基地の運用改善を進めるもようだ。ドローン(無人機)を撃ち落とす航空機システム、サイバー・電子戦の能力を高める訓練や機器などにあてることも想定する。
 欧州の防衛強化を目的に創設した「欧州抑止イニシアチブ」には40億ドルを使う。34億ドルほどだった要求額を上回る。親ロシアのベラルーシやロシアと国境を接するバルト3国(エストニアラトビアリトアニア)の安全保障支援には1億5000万ドルを投じる。

台湾・ウクライナに防衛支援 米国防権限法が成立: 日本経済新聞

この内容を一瞥すれば、予算額が5%増大していること、中国とロシアを強く意識したものであるといえます。冷戦終結以来、大国間での本格的な戦争が最も強く意識されている予算内容といえるのではないでしょうか。

ドイツがウクライナに武器を売らない

 

ウクライナ・クライシス(字幕版)

ウクライナ・クライシス(字幕版)

  • タラス・コスタンチュク
Amazon

いよいよウクライナではロシアとの戦争が始まろうとしています。しかし、ウクライナの防衛を邪魔しようとしている国があります。それがドイツなのです。

続きを読む

バイデンはロシアにどう対応するのか

 

 そもそもドローンとジャベリンデブそうしたウクライナに進攻することは、ロシアにとっては自殺行為で有るように思えます。そしてバイデン大統領も、ロシアへの対抗策を明らかにしました。

続きを読む