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Cの恐怖

新装版・Cの福音 (宝島社文庫)

 辛うじて回っていた韓国経済もこれでアウトかも知れません。

 「 新型コロナウイルスによる肺炎に対する恐怖が内外の金融市場を襲った。患者発生地域がアジアを超え北米と欧州に拡大し、中国をはじめとする世界経済の不確実性が大きくなる状況だ。
 28日の韓国金融市場で株価とウォン相場は同時に大きく下がった。この日KOSPI指数は前取引日より69.41ポイント(3.09%)下落の2176.72で引けた。1日の指数下落幅としては2018年10月11日の98.94ポイントから1年3カ月ぶりに最も大きかった。外国人投資家は5200億ウォン、機関投資家は1900億ウォン相当を売った。
 中国に対する輸出が振るわなくなるとの見通しに半導体関連株は急落した。KOSPI時価総額1位のサムスン電子は3.29%下落し、SKハイニックスも2.43%下落した。このほかLG化学が3.44%、LG生活健康が7.12%、ポスコが6.03%、アモーレパシフィックグループが7.69%など大幅の下落を記録した。KOSDAQ指数も20.87ポイント(3.04%)急落した664.70で取引を終えた。この日1日だけでKOSPIとKOSDAQの時価総額旧正月連休前に比べ54兆ウォンほど減少した
 ◇ウォン相場8ウォン急落=証券市場が揺らぐと、安全資産に挙げられるドルは上がりウォンは下落を免れなかった。ソウル外国為替市場でウォン相場は8ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1176.7ウォンで取引を終えた。ウォン相場は昨年12月12日の1ドル=1186.8ウォン以来の安値水準となった。
 ◇金価格6年9カ月ぶりの高値=安全資産を求める投資家が集まり、債券価格と金価格も大きく上がった。市場金利の指標となる国債3年物金利は前取引日より0.072%下落の年1.352%で取引を終えた。27日のニューヨーク商品取引所で金価格は前取引日より1オンス当たり0.4%(5.50ドル)上がった1577.40ドルで引けた。2013年4月以降で最も高い水準だ。
 東京証券市場の日経指数は27日の2.03%安に続き28日も0.55%下落した。上海証券市場は春節連休で休場した。27日のニューヨーク証券市場でダウ平均は1.57%、ナスダック指数は1.89%下落した。最大原油輸入国である中国の需要が減るだろうという見通しからウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は1.93%(1.05ドル)下落の1バレル=53.14ドルで取引を終えた。
 英フィナンシャルタイムズは27日、「中国の1-3月期経済成長率が30年来の最低を記録すると予想される状況。新型肺炎が中国内の消費に打撃を与えるものとみられる」と伝えた。同紙は「世界的な景気鈍化によりそうでなくても負担を抱えている中国指導部が今回の事態で二重苦を体験することになった」と指摘した。
 専門家らは最近の中国の経済状況は重症呼吸器症候群(SARS)が流行した2003年と異なるという点に注目する。昨年中国の経済成長率は6.1%だった。「保六」(成長率6%台維持)をかろうじて達成した。米国と中国が1段階貿易合意に署名したが貿易戦争に対する懸念は相変わらずだ。国際通貨基金IMF)によるとSARS流行当時世界経済で中国が占める割合は8.7%だったが今年は20%と2倍以上に高まった
 SARSが流行した2003年の中国の成長率は1-3月期の11.1%から4-6月期は9.1%に落ちた。だが年間成長率は10%で前年の9.1%より0.9ポイント上がった。投資銀行マッコーリーチャイナのエコノミストは「2003年の中国の輸出は前年比35%増加した。当時中国は輸出増加サイクルの初期段階だったため」と説明した。
 現在中国政府・企業・家計の負債は過去最大値だ。ピーターソン国際経済研究所の研究員は「現在の中国は大規模財政赤字状態のためSARS当時のように財政的措置を推進する余力はほとんどない」と分析した。」

「Cの恐怖」韓国株式時価総額1日で54兆ウォン消える | Joongang Ilbo | 中央日報

 おそらくは今回の肺炎の問題が解決するまでは、通常の経済活動はなかなかふかkつしないでしょうから、中国の経済成長率も相当程度鈍化する事になりそうです。中国のお陰で辛うじて持ちこたえているドイツや、韓国は今後は大変なことになるでしょう