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来年の中間選挙で共和党は敗北か

 現在米国の政界で問題になっているのは、ワシントンポストが暴露した(とされる)共和党アラバマ州知事候補のロイ・ムーアのセクハラ疑惑です。ただ、この一件はもう20年近く前の事件であり、その信憑性には疑問があります。ほとんど,トランプのロッカールームでの会話のテープが出てきた時とそっくりです。
 そんな中で、来年の中間選挙では共和党(上院)が敗北するだろうというバノンの予測をお伝えします。

 

 「元ホワイトハウス主席戦略担当補佐官のスティーブ・バノンは、来年はミッチ・マコーネルが上院の与党指導者にはなれないと述べました。
 ニューヨークタイムズ紙の取材で、マコーネル上院議員が来年も上院の指導者となれるかと尋ねられると、バノンは「彼が与党の指導者になれることは絶対にない」と答えました。
 「個人的な使命ではないのだが、目的ではある。私には目的がある。それはミッチ・マコーネルを与党の指導者にしないことだ。来年には実現できると信じているよ」
 バノンは今週前半にマコーネル上院議員の辞任を求めていた。フォックス・ニュースのシーン・ハニティにマコーネルはすぐに辞任するべきであるし、議会が税制改革の法案を可決すればその動きは加速すると発言していました。
 「私はシーンに言ったんだ。ミッチ・マコーネルに焦点を絞っていると。共和党に統一をもたらすためだ。そのためには、ミッチ・マコーネルは自ら辞任しなければ」と水曜日にバノンはハニティーに語っている。
 「明日にでも、ミッチ・マコーネルは辞任を考慮すると思うよ」とバノンは語った。
 ブライトバートニュースの幹部は、共和党議員に対して「戦争の季節」だと宣言している。つまり、エスタブリッシュメントのお気に入りではない多くの共和党候補者を支援するというのである。
 バノンは、8月にホワイトハウスでの職を辞した後、ブライトバートニュースに戻った。」
 上院議員・下院議員に関わらず、エスタブリッシュメントに与する議員をスティーブ・バノンは落選させようとしています。アメリカが中国との関係を清算するためには、避けられないプロセスであるとは言え、共和党の間で敗北が続くと、トランプ大統領はさらに苦境に追い込まれることになるでしょう。その時、北朝鮮問題は重要な政策課題となるでしょうか。このまま、北朝鮮がミサイル実験も核実験も停止すれば、有耶無耶になる可能性があります。