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中国台湾侵攻の目的はTSMCだ

 

 いよいよ中国の台湾侵略の目的が明らかになりつつあります。

 「米国防長官室のサイバーセキュリティ政策・戦略・国際問題担当の元ディレクター、ジョン・ミルズ(John Mills)氏は大紀元に対し、中国の動きは台湾侵攻に備えた一連の予行演習の一環だと述べた。
 ミルズ氏は、今後2年以内に大規模な予行演習が行われると予測する。水陸両用上陸作戦の複雑さと、中国軍がこれまで敵地に強制上陸した経験がない事を考えると、こうした予行演習が必要だと彼は言う。
 同氏は、3年以内に侵攻が起こる可能性があると考えている。
 「もし彼らが10年以内に侵攻していなければ、習氏はおそらく職を解かれているだろう」とミルズ氏は述べた。また、習氏は経済危機などの国内問題から注意をそらすために、台湾を攻撃するよう圧力を受ける可能性があると付け加えた。
 3月に行われた上院軍事委員会の人事承認の公聴会で、米インド太平洋司令部(INDOPACOM)司令官に指名されたジョン・アキリーノ米海軍大将は、中国による侵略の脅威は「ほとんどの人が考えているよりもはるかに近い」と述べた。
 前国家安全保障顧問のH.R.マクマスター氏は3月、習氏は台湾を攻撃する「チャンスはつかの間であり、次第に失われている」と考えていると語った。マクマスター氏によると、北京冬季五輪の閉幕と重なる2022年以降は台湾にとって「最大の危機」になるという。
 中国軍はまだ台湾を攻撃する準備ができていないとミルズ氏は言う。しかし、待てば待つほど台湾の態勢が整い、防備が強化されるため、「このタイムラインの加速を認識し、準備する必要がある」と彼は述べた。
 ミルズ氏によると、中国政府の台湾への野心は主に台湾の半導体製造能力を獲得したいという願望から来ている。台湾には、世界最大のチップメーカーであるTSMCがある。
 中国は、携帯電話からミサイルまであらゆるものに使われる半導体チップを外国に大きく依存している。ブルームバーグによると、中国は2020年に3800億ドルの半導体を輸入しており、これは同国の全輸入額の約18%に相当する。
 トランプ政権が中国企業に課した一連の制裁措置を受け、中国政府は現在、半導体の確保に苦しんでいる。米国の制裁措置で中国の巨大IT企業ファーウェイのスマートフォン事業が麻痺し、中国の半導体メーカーSMICも米国の貿易ブラックリストに載せられた。」

中国が台湾侵攻の計画を加速 3年以内に実行の可能性=専門家

 もうあと数か月先かも知れない米中戦争の目的がそこはかとなく明らかになってきました。やはり、目的は半導体。世界で最大の半導体メーカーであるTSMCだったようです。しかし、TSMCの工場だけ手に入れても、半導体製造機械は日本がトップのシェアを握っているので、中国に占領された工場にはメンテナンスが入らないことになります。そもそもが無理な目標だとおもいますが。或いは日本を核で脅かして原料を供給させるのでしょうか。それならありえるとはおもいますが。