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ミャンマーの混乱

 

 平和になれば一度言ってみたいですね。

 「 ミャンマー国軍は6日、拘束中のアウン・サン・スー・チー氏が党首を務める国民民主連盟(NLD)の議員らが組織した「連邦議会代表委員会(CRPH)」の活動は反逆罪にあたると警告した。CRPHに同調する動きをけん制し、国民への締め付けを強める。
 国営紙が6日、国軍がクーデター後に設置した国家統治評議会の声明を伝えた。CRPHが「行政機関を違法にかたる組織をつくっている」として反逆罪に該当すると主張した。反逆罪の最高刑は死刑。CRPHと直接関係していなくても、CRPHに同調し公務員に職務放棄を呼びかければ最大禁錮7年になる可能性があると指摘した。
 国軍はすでにCRPHが「違法」であると断定し、国民に対してはCRPHに協力すれば「措置を講じる」としている。CRPHへの反逆罪適用を宣言して一層圧力を強める狙いがある。
 CRPHは2020年11月の総選挙で当選したNLD議員らがクーデター後につくった組織国軍の国家統治評議会をテロ組織と宣言し、独自に大臣代行を任命するなどして事実上の「臨時政府」を立ち上げた。デモに参加する市民の多くはCRPHを支持している。
 政変前に任命された国連大使のチョー・モー・トゥン氏は2月下旬、米ニューヨークで開かれた国連総会の会合でCRPHの声明を読み上げてクーデターを非難した。国軍は同氏を「解任」したが、CRPHは「続投」と発表した。ロイター通信によると、ミャンマーの国連代表部はチョー・モー・トゥン氏が引き続き大使であるとしている。
 国際社会も国軍によるミャンマー統治の正統性を認めていない。国連安全保障理事会は5日、ミャンマー情勢をめぐり、非公開の緊急会合を開いた。国連のブルゲナー事務総長特使(ミャンマー担当)は「国軍による暴力をやめさせ、ミャンマーの民主的な制度を回復させるため、結束して緊急の行動をすべきだ」と訴えた。開催を要請した英国は議長声明の採択を探っており、協議を続ける。
 英国のバーバラ・ウッドワード国連大使は会合後の記者会見で「これ以上の措置を取るには、全ての安保理メンバーの承認が必要だ」と述べ、ミャンマーの内政問題として介入を避ける中国やロシアを念頭に加盟国の行動を促した。」

ミャンマー国軍、スー・チー派は「反逆罪」 国民けん制: 日本経済新聞

せっかくクーデターを起こしても、国内でも支持を得られず、国際社会も認められないとすると、ミャンマーの軍政は安定せず、混乱は続くことになりそうです。うまくいくとおもってクーデターを支持した中国は困ったことになりました。ミャンマー国民から中国に対する反発が増大し、投資などやりたいと思っていたことが出来なくなるためです。そうなると一層の流血が予想されます。平和的な解決を希望します。