Brexitは成功だったのか
早速成果が現れているようです。
まず、コロナのワクチンを英国で優先して使用することが出来たこと。これはブレクジットのメリットだったでしょう。もしeu圏に留まっていれば、自国民を優先してワクチンの接種は出来なかったでしょう。
第二のメリットはインドとの関係でしょう。
「ダニエル・ハンナン氏(正式にはKingsclereのハンナン公)は、国際貿易長官のリズ・トラス氏がインドを訪問した後に講演を行った。テレグラフ紙が報じているように、元保守党議員のハンナン卿は、ナレンドラ・モディ大統領が率いるインドとの「相互に有益な」貿易取引を享受できる西側諸国があるとすれば、それはイギリスであり、インド系の150万人の人々の故郷であると述べている。
現在、関税は両国によって広い範囲の商品に適用されている。 - 例えば、インドから英国に入る男性用シャツの 9.6 %、インドに輸入されたウイスキーの 150 % に適用されている。
ハンナン公は、規則を緩和すれば莫大な利益が得られると強調し、最大の利益は法律や金融サービスの自由化にあると主張した。
彼は次のように説明しています。"技術、プログラミング、エンジニアリングは、我々の経済が自然に補完関係にある数多くの例の中の一つである。
"この補完性は、究極的には、インドが英国と同様に英語圏で、コモンローで、議会制の国であるという事実に由来しているが、これは21世紀の地政学的事実の中で最も重要なことを証明しているのかもしれません。
コロナウイルスの大流行は、昨年と比較して成長した唯一の主要経済国である中国への権力のシフトを加速させた。
このシフトがより権威主義的な世界を意味するかどうかは、インドが主に英語圏の民主主義国家として、あるいはアジアの超大国として自己定義するかどうかに大きく左右される」とハンナン卿は付け加えた。
ボリス・ジョンソンは、英国の子供たちがインド系の一部であると指摘していたが、オーストラリアと韓国と一緒にインドを含むことで、G7ブロックをD10(民主主義のためのD)に変える野望を持っていた。
彼は言った。"英国とインドとの関係が必ずしも容易ではなかったのは事実であり、ここでの銅像粉砕につながった知的な流れは亜大陸でも感じられる。
"しかし、両国の間には紛れもない親和性と愛情があり、その愛情は自由な世界がまだ評価する理由になるかもしれない」と述べた。」
結局、英国はアジアを重視しているわけです。 TPP加盟にしてもそうですし、なんといっても、空母クイーン・エリザベスの極東での運用はこの象徴でしょう。
ここからわかる英国の貿易でのスタンスは「EUからのがれてアジアで生きる」ということにつきます。言い換えれば、英国は中国崩壊にベットした、ともいえるでしょう。
今後、英国のカケが当たれば、中国は解体、さらにはアジアを中心にした国際秩序が構築される可能性があります。その中で中心的な役割は日本が果たすことになるでしょう。表題のbrexitですが、もはや成功であったことは明らかでしょう。