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金融大国を改めて目指す英国

金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った (5次元文庫)

もう一度トップを目指すのでしょうか。

 英国が再び金融大国として成立するための条件は、まず、第一に米国との関係、第二にアジアに橋頭堡をきずけるかどうか、第三にギリギリのところでヨーロッパと調整が出来るのか二かかっていると言えます。

 ただ夫人から言えば、最近の英国の動きは、中国消滅を前提にした動きなので、アジアにおけるカウンターパートが重要になるでしょう。そのカウンターパートはオーストラリアやシンガポールではないでしょう。日本の大阪ということになります。維新は敗北しましたが、その代わりに日本政府が金融立国目指して支援する必要があります。

「 昨日の下院の声明で、スナ―ク英財務相は、EUの単一市場からの移行が完了した後、国内の金融サービス部門のための新しい規制の枠組みのための彼の計画を設定した。
 同財務相は次のように述べています。「EUを離脱し、この国の金融サービスの歴史に新たな章を開くにあたり、世界有数の金融センターとしての英国の地位を刷新したいと考えている」と述べた。
 スナ―ク氏はまた、英国の将来の金融規制には厳しい新しい環境基準が含まれることを発表した。
 同氏は、2025年までに英国企業が環境に与えている影響を明らかにすることを義務付けるルールを導入することを約束した。
環境プロジェクトへの投資を奨励するための新しい「グリーン・ボンド」が政府によって発行される。
 EUのミシェル・バルニエとの貿易協議がロンドンで続いている中、財務相は言った。"私はそれが現在の交渉についての日ごとのコメントを与えるために私の権利ではないだろうと思います。しかし、週末に首相から聞いたように、我々は大幅な進展を遂げており、それらの交渉は進行中であり、取引ができることは明らかである。
 「しかし、それには双方が建設的な方法で行動し続けることが必要だ」
大臣の新規則の下では、英国に拠点を置く企業は、株主への徹底した報告書の提出を確実にしなければならない。財務相は、金融サービスが「コロナウイルスからの私達の経済回復に不可欠である」と付け加えた。
 スナーク氏は、彼が 「我が国をよりオープンにし、より技術的に進んだ、グリーン金融の使用における世界のリーダーにするための」計画を設定していたと語った。
 彼は続けた。「これは金融サービスの新しい章の始まりであり、金融業界は2008年よりも規制が強化され、資本力が強化され、回復力が増している。コロナウイルスは、金融サービスが不可欠なサービスであることを思い出させてくれた」
 しかし、労働党の影の首相アネリーゼ・ドッズ氏は昨日、警告を発した。「我々はこれらの頻繁に歓迎される措置を議論している間、我々は部屋の中で象(大問題)を忘れてはならない - 」。すなわち「最大の貿易相手国への市場アクセスを 確保に失敗した政府の失策だ」」

 このスナーク財務相は、現ロンドン市長とは異なり、誠実そうな人柄が予想出来ます。リース・モグさんが最近は影が薄いので、英国保守党の有望なホープになる可能性が高いですね。

 英国の金融大国化はおくとしても、もう一つはグリーンボンドなどを中心とした環境政策が重要になることもわかります。やはりガソリン車は後何十年かでほぼ全廃されるのでしょう。トヨタ大丈夫でしょうかね。