ブラジルがチャイナチーム入りか
パキスタンの大戦警戒機がブラジル機になるというのは驚きですよ。
「パキスタン海軍は、P-3Cオライオンの長距離海上哨戒機を置き換えるために、エンブラエル・リネージュ1000ジェット機を選択したと、軍の広報担当者がDefense Newsに確認した。
退任する海軍長官の提督、Zafar Mahmood Abbasi氏は10月6日、海軍はP-3Cオライオンの艦隊を10機の改造民間ジェット機で置き換えることを発表したが、そのうちの1機目が発注された。しかし、その種類は明らかにしなかった。
買収を担当する国防生産省は、改造と可能性のあるパートナーについてコメントを求めても返答しなかった。
これまでに発注されたのは1機のみで、このプログラムは初期段階にある。パキスタン向けに改造された場合、この航空機はSea Sultanと呼ばれることになります。
航空機がメーカーから直接取得されるのか、それとも別の関係者から取得されるのかは不明です。エンブラエル社はコメントの要請に応じなかった。
航空機を改造する際にどのような問題が生じる可能性があるかという質問は、国際戦略研究所の航空宇宙アナリストであるダグラス・バリー氏に投げかけられた。
「民間のターボファンエンジン搭載機をASW(対潜戦)プラットフォームの基礎として使用することは前例がないわけではない。米国のP-8はボーイング737-800の派生機ですからね」と同氏は言う。
しかし、航空機を改造するには課題がある、と彼は付け加えた。「特に、爆弾室を機体に切り込む必要があるような内部兵器の搭載が必要な場合はなおさらだ。
「それは重要な事業であり、リスク管理が重要になってきます」と同氏は述べ、エンブラエル社に改造への協力を求められる可能性が高いと付け加えました。
アジアでのビジネスを担当するエンブラエル社の防衛担当者であるフレデリコ・レモス氏は、エンブラエル社が転換プロセスに関与しているかどうか、あるいは関与する予定があるかどうかについてのDefense Newsの質問には答えませんでした。」
Pakistani Navy confirms Brazilian jetliner will replace Orion patrol aircraft
パキスタンはアメリカとの同盟国でもありますから、ここでブラジル機を買うというのは中国シフトという事になるでしょう。しかし、パキスタン軍と情報機関はアメリカの援助を受けていたはずですから、それが今後どうなるのかは今後の課題でしょう。
ただパキスタンもさすがに中国から武器を購入することは出来なかったのでしょう。AK47程度であれば問題はなかったのでしょうが、さすがに中国から軍用機を導入となればアメリカに反逆の意思ありということになりますからね。
ブラジルと言えばアメリカからの食糧供給が細ることを警戒した中国が食糧の買い付けを増やしている国でもあります。この流れで言えば、ブラジルもレッドステート(親中国)になる可能性があります。