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メルケルの隠し手

強い国家の作り方 欧州に君臨する女帝メルケルの世界戦略

やっぱりヨーロッパのやり手ばばあと言えばこの人ですね。

 「 安倍晋三前首相は6日午後、ドイツのメルケル首相と電話会談した。日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携や、新型コロナウイルス対策などで意見を交わしたものとみられる。
 電話会談はメルケル氏の求めに応じたもので、安倍氏が先月16日に首相を辞任後、外国首脳と電話会談するのは初めてとなる。安倍氏によると、メルケル氏は会談で「(両氏が出席した)13年前の独ハイリゲンダムサミット以来、年月を重ね、日独に2人で虹をかけた」と話したという。
 ドイツは先月閣議決定したインド太平洋に関する外交政策の指針(ガイドライン)で日本や韓国など民主主義をはじめとする共通の価値観を持つ国との関係強化を打ち出し、これまでの中国傾斜のアジア政策を転換した。
 折しも6日は日本、米国、オーストラリア、インド4カ国の外相会談が東京で開かれており、同じタイミングで行われた安倍氏メルケル氏の電話会談は、軍事・経済両面で覇権を目指す中国への牽制(けんせい)となりそうだ。」

〈独自〉安倍前首相が独メルケル首相と電話会談 - 産経ニュース

菅首相でもなく、茂木外相でもなく、安倍首相に電話を掛けるというのが憎らしいですね。今回はそんなに混み合った話がでていないのかもしませんが、このような事件が続くようであれば、安倍首相の三期政権はあるといわねばなりません。

メルケル首相からしてみれば、停滞している英国との交渉の仲介のヒントを求めた可能性はあります。ドイツがインド太平洋に関しては一番遅れているので、焦りもあるのでしょうが。